terpsichore 譜面です。

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ハービーニコルスさんにしては珍しいウキウキするサビメロが特徴的な一品。ですが出だしのメロディは共演者泣かせの3拍取りです。123.123.12.1234.1234とリズムは考えましょう。6〜7〜8小節のコードチェンジ、A♭7〜D7〜B7♭とDが挟まれてるのがニコルス流モヤモヤ感のキモです。ホールトーンで突っ切っちゃいます。サビの1カッコの3連符の連続は果たしてメロディなのかは疑問ですが他にいい方法が見つかりませんのでこの通り演奏しましょう。むずいですハイ。ハービーニコルスさんのピアノは派手さは無いですが地味に無茶苦茶テクニシャンです。4の指5の指も駆使しないと弾き切れないフレーズが多いですし指またぎもシビア。ダイアトニックスケールの否定によって生まれるいびつなメロディ、ドミナントモーションに逆らう不快なコードチェンジと徹底的に地味なピアノテクニック!これらの特徴がジャズ界の奇才中の奇才、ハービーニコルスさんの特徴でしょう。サビ戻りのAメロは12.123.123.1234とリズムをずらしてみました。アウトロも俺の弾きやすいように短縮、例によって俺の作る譜面は学術的価値は低いです悪しからず。

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