portrait of ucha 譜面

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アルバム、love gloom cash love からの一曲です。このアルバムのハービーさんのオリジナル曲はブルーノートの頃と比べるとだいぶ素直に作られていて比較的、あくまで比較的ですが耳馴染み良く仕上がってるのでは無いでしょうか?ユーチャ?ウチャ?の肖像。どなたでしょう?女性でしょうか?ロマンチックな曲調では無いので友達のおっさんですかねやはし。

構成はA-A-B-A-C、ソナタ形式プラスのコーダ付き8+8+10+8+4の38小節ですが一見、しかし2回目のAメロはびっみょ〜にメロが、ハーモニー構造に於いては全く異なります。なんでこんなことにしたかは永久に謎です。Aメロ5小節目のディミニッシュのアルペジオ、半音上がっちゃってるんじゃ無いの?的気味の悪いアプローチが不思議です。Bメロに行く手前のC7の時のアルペジオも普通の人間ならC.E♭.E.Aと音を選ぶのが真っ当なジャズミュージシャンの歩む道なのですが何故かC.E.F.Aと真っ当なジャズミュージシャンが思い付き得ない腹立たしい音列を選んでおります。あとBメロは8小節で十分な所をわざわざ2小節足してます。しかも!真っ当で健全な音楽家であるならば間違いなくG7を配置する所になんとGmメジャー7!何を考えてるんでしょうか?コーダはちゃんとしたドミナントモーションとハービーさんお得意のオーギュメントの連続で締め括られます。

アドリブはオリジナルは途中で全音上げ転調しますが地味なハイテクニックなので皆々様このまま突っ切りましょう。Cmのシンプルな曲とも解釈できるのでストレスは感じないはずです。

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