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放送大学履修済み科目の感想(2023年第2学期)

受講した講義の感想を公開し共有します。
これから放送大学の講義を選択する方の参考になれば幸いです。
ノートを使いながら印刷教材を読み、放送を1.5倍速で視聴して週2日×15週のペースで3科目勉強しました。

2023年第2学期履修科目 3科目6単位

日本語リテラシー(’21) 成績A○

大変良かった。基盤科目の選択で迷っているならおすすめ。
内容を大掴みに説明すると、〈文章は説明文や論文、エッセイ、感想文など書くものによって形式が異なる。説明文の書き方に焦点を当てて日本語の読み・書きを解説していく。〉というもの。
最序盤の講義内容は、『レポートの組み立て方』(木下是雄)に書いてあったことと似ていると感じた。同氏の著書が引用されていた部分もあった。
薄ぼんやりとしか理解していなかったパラグラフと段落の違い、「は」と「が」の違い、文章のつながりで論理のつながりを作る、など得たものが多い。
読み・書き両面で思考と行動が変わった。

情報学へのとびら(’22) 成績A○

ITパスポートと基本情報技術者試験の中間くらいの内容で、講義タイトルが示すように情報学の各分野の入り口を紹介するもの。
基本情報技術者試験に合格できる程度に知識がある場合は既知の内容が多いかも。
著作権法についての回は印刷教材を読んでも目が滑ってしまい内容がなかなか頭に入ってこなかった。
この科目の内容がすべてわかればITパスポート試験で満点取れるか、基本情報午前問題で良い点とれるか、というと取れないと思う。(範囲が微妙に違う)

より良い思考の技法(’23) 成績A○

認知心理学や論理学の視点から情報リテラシーを学べる。
・『ファスト&スロー』(ダニエル・カーネマン)
・『認知バイアス 心に潜むふしぎな働き』(鈴木宏昭)
などの本が好きな人におすすめ。
陰謀論、自然派、詐欺商法、嚙み合わない不毛なレスバ等々現代社会の悪しき淀みに飲み込まれないための知識・マインドセットが得られるありがたい講義。
私がフードファディズムという語を高橋久仁子氏の著書以外で見たのはこれが初めて。


上記3科目のうち、特に日本語リテラシー(’21)より良い思考の技法(’23)の満足度が高かったです。私にとって既知のことと未知のことのバランスが良く、既知のことでも違った角度と語りで再確認できました。
どちらの科目も実際に使える内容なので学習するとすぐに思考や行動が変わりました。


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