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【特集】東海エリアの「暮らしのやきもの」ツアーご案内。

やきものの産地は日本全国にたくさんありますが、この東海エリアにも各地の魅力に引けを取らないやきものがたくさんあります。今秋の大ナゴヤツアーズでは「瀬戸焼」「常滑焼」「美濃焼」の3つのエリアのやきものツアーを開催。原料となる土ややきものに欠かせない釉薬、それらを使ったうつわやカップにタイル、そして土鍋まで!色々な切り口からやきものを楽しめるラインナップを揃えてお待ちしてます。


瀬戸焼

陶磁器一般を「瀬戸物(せともの)」と指すことからうかがえるように、古くら続く日本の陶都・瀬戸。鎌倉時代、中国でやきものの技術を学んだ加藤四郎左衛門景正が、瀬戸で開窯したことが瀬戸焼のはじまりとされているが、それ以前の平安時代の窯跡も残されている。平安時代末期から室町時代にかけては、六古窯のなかで唯一施釉陶器である「古瀬戸」を生産。江戸時代後期には磁器生産もはじまり、以降多種多様なやきものが生産されていき、日本屈指の窯業地として確立される。
(「旅する、千年、六古窯」より引用)


民藝・柳宗悦が愛した「瀬戸本業窯」で瀬戸焼作陶体験ツアー

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本業焼きとは瀬戸に伝わる陶器の手仕事のこと。千数百年にわたり良土の恵みをうけ陶磁器が焼かれてきた歴史の中で庶民の暮らしと共にある「人とともにあるうつわ」を作り続けてきた瀬戸本業窯。その八代目水野半次郎後継の水野雄介さんと一緒に見て、体験して、味わうことで「人とともにあるうつわ」を感じるツアーです。

場  所 :瀬戸本業窯 ※愛知県瀬戸市
アクセス :名鉄「尾張瀬戸」駅からタクシー7分 / 徒歩22分

▽過去のようすはこちら
https://note.com/dainagoyatours/n/nfccae578e1c9



常滑焼

海路を利用して東北から九州に至る日本各地に運ばれていた、六古窯最大の生産地・常滑。瀬戸と同じく猿投窯の系譜にあたるが、常滑焼は釉薬を用いない焼締という方法を用い大型の壺や甕を生産している。これらは轆轤を使わずつくり手が回りながら成形する「よりこ造り」による。明治時代になると、鉄道や下水の普及により、木型を用いた土管がつくられるようになった。また、江戸後期より中国の急須を模しつくられた朱泥の茶器は、現在も代表的な生産品のひとつ。
(「旅する、千年、六古窯」より引用)


常滑焼でつくる!私だけの6号サイズ土鍋づくりツアー

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常滑で甕をつくる窯元として最後の1軒であり、常滑焼の伝統を更新するチャレンジをしている山源陶苑で「土鍋」づくり。ご飯を炊くだけはなく、蒸し料理や煮込み料理はもちろん、これからの季節においしい「鍋」にもぴったりです。型を使って粘土を土鍋の形に仕上げていきますが、取っ手や表面の模様などはあなた次第。オリジナリティあふれる一品をつくれるツアーです。

場  所 :TOKONAME STORE ※常滑市原松町6-70-2
アクセス :名鉄「常滑」駅から徒歩10分

▽過去のようすはこちら
https://note.com/dainagoyatours/n/n399beb83e22e



美濃焼

 岐阜県美濃地方の東部、東濃地方といわれる地域の西端をしめる、多治見市・土岐市・瑞浪市・笠原町で生産されるやきものの総称を「美濃焼」と呼びます。原料となる粘土や窯を焚くための燃料が豊富で、古墳時代の頃よりやきものがつくりはじめられました。現在では、全国シェア50%以上を占めている食器をはじめ花瓶や置物などの装飾品、内外装用タイルなどの建築資材という従来のやきものから、航空宇宙産業などのファインセラミック製品まで生産しています。 日常生活の中で何気なく使われ、知らないうちに暮らしの中にとけこんでいるやきもの、それが美濃焼です。
岐阜県陶磁器工業協同組合連合会HPより一部引用)


土の標本づくり!素材から見る美濃焼の世界「カネ利陶料」ツアー

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1300年の歴史をもつ美濃焼に欠かせないのが原料の「土」です。明治時代に創業した土を扱う原料屋「カネ利陶料」の日置さんと一緒に素材としての「土」のおもしろさを体感しましょう。注文に合わせて土をブレンドする工場見学や、土の違いを知りブレンドする「土づくり」体験、そしてブレンドした土を飾って楽しむ「土の標本」づくり等、美濃焼を土から知り、楽しむ、ここでしかできない特別な体験ツアーです。

場  所 :カネ利陶料 ※岐阜県瑞浪市
アクセス :JR「瑞浪」駅からタクシーで10分 


10種釉薬で自分らしい色彩タイルピアスづくり!「玉川釉薬」ツアー

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美しい色合いの美濃焼の器やタイルの数々。この色彩を出すのになくてはならないのが「釉薬」です。瑞浪の釉薬屋さん「玉川釉薬」ではお客さまの依頼に合わせて色、手触り、風合いなどを何百種類にもなる色素、鉄粉、原料からつくります。それはまさに職人技!そんな玉川釉薬でオーダーメイドのタイルブランド「TILE made」を展開している玉川さんのガイドで釉薬の面白さを体感しましょう。釉薬の試験を毎日行う試験室や製造現場の見学をして釉薬の特製や性質を勉強したあと、10種類の釉薬から自分らしい色を調整し、それを使ったタイルのピアス(イヤリング)を作ります。釉薬の奥深さを知り、自分だけの可愛いピアスでおしゃれに美濃焼を身につけましょう!

場  所 :玉川釉薬 ※岐阜県瑞浪市
アクセス :JR「瑞浪」駅からタクシー5分


窯元工房で世界に1枚だけの平皿づくり!SAKUZANツアー

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うつくしい器にこだわり、モダンなデザインで注目されているSAKUZAN。14種類の土、100をこえる釉薬、3種類の焼き方で少量多品種のものづくりに日々取り組んでいます。洗練されたデザインの中に、あたたかみを感じられるのはすべてに人の手が入っているから。量産のものづくりは機械がやっていると思われがちですが、工房では驚くほど手仕事で行われています。SAKUZAN3代目であり、すべてのデザインを手掛ける髙井さんと一緒に美濃焼の面白さを体感できるツアーです。

場  所 :SAKUZAN VILLAGE ※岐阜県土岐市
アクセス :東鉄バス瑞浪=駄知=多治見線「瑞浪駅」発、「東駄知」下車徒歩2分


まるで遊園地!多治見のマグカップ専門工場!「丸朝製陶所」驚きの量産の世界

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多治見で創業100年を迎えた丸朝製陶所。全国の名だたるカフェや喫茶店のカップがここの工場でつくられています。そんな私たちが一度は手にしたことがあるであろうカップの製造現場に潜入しましょう。案内してくださるのは、丸朝製陶所4代目社長の松原さん。体育館よりも広い工場内でカップを運ぶゴンドラや高速の機械式ろくろ等機械が担う部分と仕上げの職人さんの技が一体になった「量産」の凄さを体感できます。お土産にあの有名店のロゴ無しカップをもらえるのも嬉しいですね。カップの魅力を知り、コーヒーやお茶の時間がもっと楽しくなるツアーです。

場  所 :丸朝製陶所 ※岐阜県多治見市
アクセス :東鉄バス多治見線「多治見駅」発、「総合グランド前」下車徒歩6分。


モザイクタイル30種類から選び放題!オリジナル壁掛け&鍋敷き作りツアー

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モザイクタイルの製造日本一のまち、多治見市笠原町。日本の木造建築が耐震・耐火に優れた洋風建築に移行していく中で、釉薬を施した磁器モザイクが昭和初期に誕生したのがルーツです。オザワモザイクワークスの小澤さんのガイドのもと、まるで宝石のように色鮮やかなモザイクタイル製造現場を見学し、30種類以上のモザイクタイルを自由に組み合わせたプレートづくり、そしてタイル選び放題のお土産まで!タイルの魅力を味わい尽くすツアーです。

場  所 :株式会社 オザワモザイクワークス ※岐阜県多治見市
アクセス :東鉄バス笠原線「多治見駅」発、「上原草口」下車徒歩4分



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