東京九州フェリー乗船記
10月の末に福岡を旅して帰りに一度乗りたいと思ったこの航路を選びました
先ずは船のこの速さが自分には合ってるのは間違いないようです 新幹線なら5時間足らずで着いてしまうようなところを22時間近くをかけて移動するわけです
よく使う18切符の鈍行列車よりも更に遅いわけで、見え出す景色も半時間はずっと見えるわけで、このスピード感が堪らないです
陸地が全く見えなくなると言う時間は殆どなく、日本のどこかは見えてる安心感はあります
北九州市と言うのは意外と広く、小倉で美味い海産夕食をたんまり食べた後、22時10分発のシャトルバスで移動します 途中門司で更にお客様を乗せ、新門司港へ移動です ところがこの新門司港、ここからでも優に20分以上走ります 因みに公共交通機関で行くとすると、最寄りのバス停からでも徒歩30分と言う不便さです(笑) なので、このシャトルバスが無いと陸の孤島の様な所にあるんです
港到着が22時50分位 直ぐに乗船手続きをして乗船時間待ちです
23時頃に乗船開始です
チケットのQRコードを読み込んでもらって、乗船すると、入り口でクルーの方がお出迎えがあります 乗船フロアは4階で、6階までが船室になってました
ごろ寝の2等と言うのは無く、2等でもカーテンで仕切られたカプセルホテル風でした ただ、鍵は無いので貴重品は常に手持ちです
23時50分予定通り出航します
船内は夜中1時まではレストランも開いてるし、大浴場もあって中々の設備です
取り敢えず出航後は陸のほのかな灯りを見ながら、漆黒の海を航行です
さて、夜が明けると大海原です 足摺岬が夜明け頃、そうして室戸岬、潮岬、御前崎と遠目に見ながら昼間の航行です
最初にも書いた通り船の片側では殆どの時間陸地が見えてるわけで、船内マップを見ればその岬がどの辺りかも検討がつくので飽きません
窓に面した所に配置された席でのんびりと外を眺めながら、もしくは6階にあるジムで運動しながら、6階のデッキに出たりとかして兎に角景色を見れる様になってました
また先ほどの大浴場はなんと露天風呂が付いているのです 夜中の航行なら、満天の星空を眺めながら、昼間なら昇る朝日を眺めながら、夕焼けに染まる海を見ながらの入浴も可能なわけです これこそ最高の船旅です
船内では三度ほど映画の上映もあったりして、乗船客を飽きさせない工夫もされていました
20時45分予定通りに入港です 横須賀港に
そう、この航路、東京九州フェリーと言いながら、実は横須賀ー門司を繋ぐ路線なんです 横須賀港は京急横須賀中央駅から歩15分の好立地で、こちらは問題ありません
急ぐ必要の無ければ船旅は一番いいかもですね
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?