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ただ休みたかった(2/2)

休むことができないまま、ひと月が過ぎた。
過ぎるだけでは休めないんだと思いながら、毎週さらに遅刻の回数に磨きをかけていた。まずい。


休むためにはまた行動をせねばならぬのか。
以前行ったことのあった所へ、予約の連絡をした。結局予約が取れたのは一か月後だった。


それまでも気長に遅刻したり、早退しながら生活していた。それに合わせて家の中もカオス。感情のコントロールが難しい時もあったな。


一か月後、十年以上ぶりに先生に会った。こんな顔だったかなと思いながら話し、最後は休みたいと泣きながら話すはめになった。

どのくらい休みたいか?と聞かれ、
そんなものわからない。なんでもいいからまず休みたい。日常をしたい。
と答えた。


先生は静かにローテンションで、しかしおしゃれさは崩さず話を聞いていた。






その後何度か先生に状況報告をしながら、自分で今後の方針を決めた。


今年度の終了まであと一ヶ月に迫っていたこともあり、残りの有休と繰り越しを使って休むという選択をした。
四月以降は新しい所へ異動するという選択をしたからだ。
今の場所ではもう働かない。

これが正解かは四月以降にならないと分からない。
なんせ一時間半かけて働きに行くからなっ。



それまでは、体がうじうじする~とか帰りたい!と絶叫しながら、休みまであと何日とカウントしながら働いた。泣きながら確定申告もした。

お金のことも考えないといけなかったけれど、頭は完全拒否していた。
そしてこんなときにお金の決断はしてはいけない。
だって、これはなぜポチッとクリックしたのかしらと自分との負の対話が始まるから。



もう頭がパッカーン寸前だった。いやパッカーンしてたかも。
(今現在閉じているのかは分からない。)




休みに入る前に先生からは、脳をいたわるよう、休ませるように言われた。


そう、それなんだよ。

脳を休ませたかったんだ、私。




やっと、閑散期に休みが取れた。
あんなにも切望していた休みだ。
全力疾走&ネットばかりしている脳を積極的に休ませるはずだった。

休みに入ったら、ぼんやりすること、洗い物・選択すること、ネットをやめること、将来を考えることをしようと思っていた。


休みに入った途端

お彼岸のお参り/
次の職場への手続きや調べること/
なぜこれを購入したのか?という商品と向き合う/
下駄箱の発注&作成/
カオスな家の整理/
レースのカーテン作成/
あっカーテン白すぎだから、ヨモギ染め初トライしちゃう⁉/
ヨモギ取りに行こう!/
媒染液?何それ?調べなきゃ/
春休み少しだけ遠出をしようと予約したはずなのにホテルの予約が取れてない!/
夜中だよ・・・予約取れるかな。。。取れた!/
あっクーポンの期限近い!どっか遠出の先に利用できるところある?/
あっ海外の友達に地元のおすすめ報告書を英語で書かなきゃ!/
華道の先生へのご挨拶しに行かないと!/
だいぶ前に予約していた服の展示会へ行く?でももう買っちゃダメだ!/
見るだけ!

などを行っていた。


人込みの中に行く必要があったり、
エネルギー切れで帰りたいと思ったり
ご挨拶に行ったら、誰もいなかったり
ずっと体のうじうじが止まらない~
都会へ遠出するも地元が合うな

とか。



先生、私全然脳をいたわれていません!

今まで滞っていた業務の目白押しです!

自分で自分の思いつき、好奇心の旺盛さに振り回されている・・・



休みはあと四日。


いたわれるかな。
休めるかな。

異動先への準備もある。
今日は始めようと思った途端、体がうじうじし始めた。


お金の管理ももまだだなぁ。支出と収入が違うってどうなっているんだろう。
そしてカオスな家。



あっ今から筋トレしよ。


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