死にたい時に他人から言われたことに対する感想

死にたい時に、色んな人から色んな言葉をかけてもらった。
死にたい人間にわざわざ言葉をかけてくれたことは感謝しているが、残念ながら全ての言葉が自分にとって良いものではなかった。
「良いもの」の定義は、自分の心が楽になる・希望が生まれるということである。

かけてもらった言葉を思い出せるだけ思い出して、それぞれ救われた度を5段階(最も救われた5〜全く救われなかった1)で具体的な感想と一緒に書いてみる。

運動すればいい。★★

これは、あまり嬉しくなかった。死にたい時、具体的なアドバイスは求めていなかった。具体的なアドバイスを実行に移すための、人生に対する希望を、死にたい自分は持ち合わせていない。
だから、運動すれば良いというような具体的なアドバイスをされても、心には響かない。やらない理由が勝手に自分の中でたくさん生まれるので、結局やらない。

死にたいと思う深刻な精神状態だと、この言葉は意味がなかったが、それよりマシな状態(わずかでも人生に希望がある状態)だと、効果があるのかもしれない。

お前が死ぬなら俺も死ぬ。★

これは父親に言われた。
意味が分からなかった。今も分からない。
聞いた時は、実際に自分が死んだ後に死なれたら迷惑だなと思った。
そもそも、子供が死んだからなぜ父親も死ぬのか。
そして、この言葉を聞いて、俺が死んだら父親が死ぬから死なないでおこうなんて思うわけがない。
それって、他人のために生きろって言ってるのと同義だよ。
これは本当に全く響かなかった。驚くぐらい。
これ聞いて希死念慮がさらに強くなった記憶。

ゆっくり、焦らず、ボチボチと。★★★★★

これも父親に言われた。
ひとつ前の言葉は俺がメンタル壊した時ぐらいに言われたが、これはその2年後ぐらいに言われた。
言われた時は、そうそう!そういうこと言ってほしいんよって思った。
実際、焦ってもうまくいかないからねえ。

死なないでほしい。★★★★

カウンセラーに死にたいと伝えた時に言われた。
死なないでほしいという言葉の裏側に色々考えているのかなって推測したりした。
どうして死にたいの?とか死にたいの因数分解が始まるのかなと思っていたら、ストレートに死なないでと言われたので少々驚いた。
優しい言葉と雰囲気で当時の自分にスッと届いたことを覚えている。
楽になった。
希死念慮がマシになった今でもこの言葉をたまに思い出しては、もう少し生きてみるかと思えている。




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