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映画『プレシャス』のこと

まだ『ムーンライト』は見てないんだけど、会社で黒人にまつわる映画の話してて、『プレシャス』のことを思い出した。

総じて見れば、人生ってろくなもんじゃないし、ほんと救いがない。そんな中で生きていくには、小さな喜びを見つけ出して豊かにしていくしかない。なにもわからないままだと、そんな小さな喜びも見つけられないし、そのために我々は学び続けなきゃいけないんだな、とそんなことを思わされた映画。

主人公・プレシャスの妄想シーンや、母親役モニークの圧巻の演技、言われないと気づかないくらい役者になってるマライア・キャリーなどなど、みどころも多い。貧困層はなぜ貧困から脱出できないのかっていうテーマにおいても、7年前に公開されたときより今のほうが現実感を持って見られる気がする。ぜひ見てほしいなあ。

あとエンディングで流れるLabelの「it Took A Long Time」、たまにiPodからこれ流れると、脊髄反射的に泣いちゃうんだよな。

いかん、また泣いちゃうわ。


お金よりも大切なものがあるとは思いますが、お金の大切さがなくなるわけではありません。