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Dancing in the Moonlight

毎年クリスマスの時期になると、叙情的な原稿をくれる「ワイングラスのむこう側」の林伸次さん。

死んだ恋人から届いたメール
小さなクリスマスの物語
素敵な待ち合わせ

今年も素敵な原稿をくれた。

月明かりの下で踊ろう

自分でリード文を書いていて驚いたけど、連載が始まって4度目のクリスマスを迎えた。毎週密度の高い原稿を休むことなく上げてくれる林さんと、読者のみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。お酒でも飲みながら、もしくは大切な人に思いを馳せながら、あるいは「月」の入った12枚のレコードを想像しながら、今日の記事をお楽しみください。

さて、お義父さんの12枚には入っていなかったと思うけど、僕は原稿を校正しながらこの曲を聞いていた。

この曲でいわゆる一発屋バンドになってしまったToploaderの「Dancing in the Moonlight」(2000年)。ただ、ただ気持ちがいい。元々の曲の良さに加えて、アレンジが素晴らしく、そこにソウルフルで艶っぽいボーカルが乗って、月明かりの下で人々が踊る幻想的な世界が見事に表現されている。空気が透き通るこの季節にぴったりじゃないか。

原曲はキングハーベストというバンドの72年の同名曲。そっちも一発屋だったらしい。原曲も素敵だけど、12枚の中には入ってないだろうなあ。なんせジャケットがダサい。

このバンドのことはよく知らないんだけど、フランス在住のアメリカ人のバンドらしい。なのにこのファッションってのがなおわからない。それでいてコーラスグループみたいなアレンジという。曲は本当に素敵です。


お金よりも大切なものがあるとは思いますが、お金の大切さがなくなるわけではありません。