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五行易・断易のヒント集①

※過去のTwitterへの五行易に関する投稿をまとめてみました。大体時系列なので内容はバラバラですが、参考になることは多いと思います。


・強くて嬉しい六親五類ランキング
1位 妻財(金運・男性の恋愛運・お金は大事)
2位 子孫(安全・楽しい・男性とのデートにはマイナス)
3位 官鬼(仕事運・女性の恋愛運・マイナス面も多い)
4位 父母(勉強運・努力・書類仕事)
5位 兄弟(友達・出費・エゴ・マイナス面が多い)

・爻位ランキング※会社に例えると
1位 五爻(社長・会長クラス)
2位 四爻(部長クラス)
3位 三爻(課長・係長クラス)
4位 二爻(平・主任クラス)
5位 初爻(派遣・バイトクラス)
6位 六爻(閉職・リストラ)

・用神は自分がその対象をどう思っているかで変わります。例えば、同僚の意味があるのは兄弟ですが、同僚だと思っていないorあまり知らないor関わりが無いなどであれば、用神は応爻になります。

・六親の兄弟は文字通り兄弟姉妹の意味がありますが、例えば自分の姉の夫の用神は何でしょうか?姉の六親はもちろん兄弟で、姉の夫は義理の兄になりますから、何を用神に選んでいいのか迷ってしまいます。この場合には兄弟を剋する六親、すなわち官鬼(夫)が用神となります。その考え方で行くと、兄の妻ならば兄弟が剋する五行ということで妻財が用神となります。

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・卜占では同じ事柄を何回か占う場合もあるとは思うけど、一番最初の卦は総合的な吉凶を表すので、ちゃんと記録しておいたほうがいいよ。そもそも最初の結果が悪いからって、何回も占わないほうがいいんだけどね‥特に初心者のうちは気をつけたほうがいい。混乱のもとだから。

・五行易では五行・十二支・爻位・八卦の意味を覚えることはもちろん重要だが、それよりも五行・十二支の関係性(相生相剋・相冲相合)への理解が重要だったりする

・卦の六つの爻位は上下・遠近・時間経過を表す

・五行易に慣れないうちは、月建と日辰が同時に火・土の五行だった場合に占うのは、なるべく避けたほうが良い。なぜなら、土の五行は必ず卦に二つ出現するので、太過(五行が強すぎる状態)になりやすいからである。

・今日は巳(火)月丁丑(土)日です。昨日言ったように土の五行は五行の中でもっとも太過になりやすいので、占う場合には注意しましょう。ちなみに私の今日の日運は世爻が外卦で反吟(はんぎん)になっていました。でもさっき無理やり出かけたら、金属性の柵に右足をぶつけて内出血してしまいました。反吟が出れば基本的には不順になるので気をつけましょう。

・五行易で恋愛運・異性運を占う人は多いと思います。その中で最も相性が良いのは世爻or応爻に官鬼(男性)or妻財(女性)があり相生関係で、なおかつ相合関係になる組み合わせです。相合は仲良し・長く付き合うという意味があり、世爻は自分、応爻は相手の意味があるからです。恋愛運・異性運での吉凶は、相手が自分にとっての六親五類(官鬼or妻財)の役割を長く続けてくれるかどうかだからです。世爻と応爻が相合する組み合わせは六合卦しかなく、その中で官鬼or妻財があり相生関係となると、実際かなり少ないです。ということは、男女関係が長期間に渡って上手くいくこと自体が激レアなのです。

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・これはある日の私の日運ですが、世爻に官鬼丑土があり月日から生じられて強いです。二爻にも官鬼丑土があり、卦に土の五行が再現(両現)しています。となると、これは強すぎて太過だと思うかもしれません。でも、原神である妻財午火が伏神となって隠れており、日の午火と一致するので表に出るとも解釈できます。が、仮に表に出たとしても卦には原神は一つしかなく、飛神は亥水で妻財を剋する五行で少し弱くなります。以上のことから、この卦の官鬼丑土は太過ではないと判断できます。また二爻は家で四爻は外で、地火明夷は遊魂卦で、官鬼丑土が外に移動するという意味になり、外出する暗示にもなります。応爻は他所で外出先の意味になります。忌神である子孫卯木があり、仮に世爻が弱ければ凶になりますが、世爻は月日から生じられて非常に旺盛な状態です。なので、外出しても何も問題がないという解釈になります。

・五行易で相手の性格などを判断する場合には、五行と六獣(神)を参考にすることが多いです。用神にある五行は相手の内面的な性格、六獣からは外面的な性格を表しやすいです。例えば相手の五行が木で六獣が白虎だとしたら、本当は優しい性格だが今は怒りっぽくなっている‥などと解釈出来たりします。なので、五行の意味や性質を良く理解していれば、より細かく判断できるようになります。相手の五行が剋されたり月破・空亡になったりして弱ければ六獣の意味はマイナス面になりやすく、剋されてなく月破・空亡にならなければプラス面になりやすいです。

・象意、作用が似ているもの
空亡と伏神→見えない、現れていない、気分が乗らない
相生相剋比和の影響を受けづらい
実、冲で表に出てくる
相合(合住)と墓→動かない、大好き、依存、コントロール
相生相剋比和の関係より優先されやすい
実、冲で解放される

・職業判断のヒント
青竜 経営・政治家・有名人
朱雀 教育・文化・芸能
勾陳 不動産・建築・公務員
螣蛇 技術・芸術・マニアック
白虎 医療・スポーツ・軍隊
玄武 金融・水商売・裏家業

・恋愛運で世爻と応爻にあれば最も相性の良い十二支(相生と相合)
亥水と寅木(沢水困)、辰土と酉金(火山旅)、午火と未土(雷地豫)
※世爻と応爻が相合するのは六合卦しかなく、妻財を用神とした場合のみです。残念ながら官鬼が用神の場合はありません‥(泣)

・五行易で相手の性格を判断する場合には、相手を表す爻の五行や六獣(神)を見ますが、本宮の八卦でもある程度判断することが出来ます。
乾宮であれば男らしい・堂々・威厳などですが、必ず卦中の用神の特徴・性質なども合わせて判断します。例えば、用神が金で六獣も白虎だったりする場合には、乾宮の性質が強化されますから、高慢・プライドが高い・攻撃的などの意味になります。また、用神が弱かったり強すぎても乾宮のマイナス面の性格の意味になりやすいです。
坤宮でのプラス面は穏健・正直・包容力になりますが、マイナス面では軟弱・無口・優柔不断などになります。このように性格にはプラス面マイナス面がありますから、それらの性質を良く理解して当てはめるようにしましょう。
坎宮でのプラス面は知的、器用、セクシーなどですが、マイナス面ではズルい、嘘つき、淫乱などになります。離宮でのプラス面は活発、華やか、外交的などですが、マイナス面では短気、怒りっぽい、飽きっぽいなどです。
震宮でのプラス面では勇気がある、活動的、エネルギッシュなどですが、マイナス面では多動、短絡的、イライラしやすいなどです。巽宮でのプラス面は優しい、爽やか、素直などですが、マイナス面では移り気、臆病、自分の意見がないなどです。
艮宮でのプラス面は保守的、穏健、冷静などですが、マイナス面では怠惰、頑固、無関心などです。
兌宮でのプラス面は口が上手い、良く笑う、楽天家などですが、マイナス面は愚痴が多い、毒舌、うるさいなどです。

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・十二運の意味

胎の意味‥妊娠、生まれつき、幼い、若い、天性、始まり、考え、付属、関連、邪魔など
養の意味‥養う、成長、療養、養育、養成、栄養、養子、援助、休憩、心配、疑心暗鬼など
長生の意味‥生まれる、出身、ルーツ、根本、起点、発生、成長、援助、食べるなど
沐浴の意味‥入浴、入水、裸、服を脱ぐ、エロス、潤い、恩恵、艶、光沢、正直、恥知らずなど
冠帯の意味‥衣類、服を着る、支度、ファッション、コスプレ、包装、アクセサリー、受賞、表面、称賛など
臨官の意味‥政府機関、国営、国立、公務員、おおやけ、出世、昇進、成長、自力、病気、災いなど
帝旺の意味‥繁栄、発展、頂点、雄大、極限、強大、権力者、得意、自慢、威張る、興奮など
衰の意味‥衰える、衰退、弱い、軟弱、小さい、不景気、欠点、無能など
病の意味‥病気、病気のある場所、傷、怪我、いやなもの、ミス、弱み、盲点、腐敗、問題など
死の意味‥死亡、終わり、静止、ダメになる、後退、寂しい、怖い、壊れる、廃品など
墓の意味‥倉庫、収納、埋める、包む、管理、操縦、保護、指揮、ハマる、依存、入院、憑依、昏睡、悩み、詰まる、暗いなど
絶の意味‥絶える、消える、無くなる、止まる、別れる、無情、危険、通らない、絶体絶命など

・相手との関係性を読み解く為のヒント
青竜‥親友、親戚
朱雀‥同窓
勾陳‥同僚、同郷
螣蛇‥同業者、趣味仲間
白虎‥志が同じ人
玄武‥宗教が同じ人

・三刑
寅ー巳ー申‥恃勢の刑→結構使う(暴走・不正・悪化)
丑ー未ー戌‥無恩の刑→あまり使わない(同士間の悪影響)
子ー卯‥無礼の刑→まあまあ使う(子→卯=過保護・溺愛、卯→子=不利・搾取)

・自刑→まあまあ使う(自分が原因のミス・障害)
辰ー辰、午ー午、酉ー酉、亥ー亥

・四柱推命で良い命式、悪い命式があるように、六十四卦でも良い組み合わせの卦と悪い組み合わせの卦がある。それがわかるようになると、五行易の判断が格段にスピードアップし、やりやすくなる。でも、それだけで吉凶を判断するのは危険である為、用神の強さや卦の動きを良く見ることが重要である。

・五行易・断易専門用語集の記事があるが、ぶっちゃけそこまで丸暗記する必要はない。なぜなら卦は生きており専門用語や細かいルールにこだわり過ぎれば外れやすくなる。本当にこだわったほうがいいのは、五行の相生相剋・比和、十二支の相合・相冲などの関係性による考え方のほうである。

・コインを振る時に周りに起きる現象は超重要で無視出来ない。いくら吉の卦でも凶になることがある。例えば、コインを振っている最中にテーブルから落ちたり、手からこぼれ落ちた場合には、コインを落とした順番と爻を対応させ(二回目に落としたなら二爻)その爻を重要視して見る。

・コインを振る時に周りに起きる現象は超重要で無視出来ない。いくら吉の卦でも凶になることがある。例えば、コインを振っている最中にテーブルから落ちたり、手からこぼれ落ちた場合には、コインを落とした順番と爻を対応させ(二回目に落としたなら二爻)その爻を重要視して見る。

・コインはお金自体を意味するので、特に金運占いの場合にコインを途中で落としてしまったら、基本的に妻財が強くても金運は悪いと判断するが、近い過去にお金の損、大きい出費などがあった可能性もあるので注意。

・占おうと思った時or占っている時に何か邪魔が入ったり、物を落としたり、外から泣き声や怒鳴り声が聞こえたり、嫌な物が見えたり、自分にとって不快な出来事があれば上手く行かない暗示。反対に称賛、感嘆の言葉や笑い声が聞こえたり、好みの物や人、綺麗な物や人が見えたりして、自分が気持ち良くなる現象が周りに起きればうまくいく暗示です。

・占い師に向く命式は、印と食傷があることが条件だが、それは五行易でも同じ。占いが身につけられるかどうかは父母(印)で見て、占い師になれるかどうかは子孫(食傷)で見るから。

・卦を見て判断に迷ったら、周りを観察すれば何かしらのヒントが隠れている。もしクライアントや周りの人が首を横に振るのが見えたり、何かを落とせばそれは上手く行かない暗示。例え用神が火で弱くても、急に雲の中から日が差せば、太陽=火ということで、用神が強くなるということで吉になる。

・吉か凶かの判断は、突き詰めれば「陽」か「陰」に分類すること。占う時に陽の対応する現象が起きれば吉で、陰に対応する現象が起きれば凶になる。どう分類するかは自分が快(陽)に感じるか、不快(陰)に感じるかどうかでも変わってくる。

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