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バイト面接のプチ珍事

「好きになってくれる人だけを好きになれたらいいのに」

奥華子さんの名曲「恋」の一節です。
いやぁ何度聴いても名曲です。シンプルだけど「そんなことあったなぁ切ない…」ってなりますな。
どうも、大黒エンタシスです。
好きになる人が必ずしも自分のことを好きになるわけじゃない、残酷ですが真理です。冒頭の一節は曲名のとおり恋について歌ったものですが、これって他のことにも当てはまりませんか?
例えば就職。「ここで働きたい!」って企業が見つかったとしても、その企業が「あなたを雇いたい!」となるとは限りませんよね。
就活も相性だと思います。よく「ご縁」なんて言葉が使われるくらいですし。
さて、前置きはこれくらいにして、先日就活と言えるほどのものではないですが、バイトの面接に行ってきました。とりあえず社会復帰しないとなぁと思っていまして、ちょうどよさそうな求人があったんですよ。

社会が俺という才能を求めている

小見出しは調子に乗りました、すみません。
いやね、今の俺にぴったりじゃん!って求人があったんですよ。
結論から言うとフィットネスクラブの求人です。利用者のサポートやフロント業務ですね。
フィットネスクラブってなんぞや?って方のために説明すると、老若男女問わず使える健康施設みたいな感じです。プールがあったりマシンがあったり。体操なんかもやってたりしますね。今回求人募集していたところは子ども向けのプール指導なんかもあってなかなか面白そうでしたよ。

志望動機

本当に利己的な志望動機で応募したんですよ。まず、通いやすい。アクセスがいいのは結構モチベに直結します。
あとは「健康施設」であるということ。こういうところに来る人ってのは、今の健康を維持したい人、もしくは今よりさらに健康になりたい人なんじゃないかと思ったわけです。自分が不健康な人間なので、健康な人ばかりいる環境ではたらいて自分も健康になろうって算段です。周りの生気を吸い取る妖怪みたいだ。
最後に「ついでに個人的に施設利用してやろ」って理由ですね。スタッフは施設の利用が無料になるらしいので、これから社会復帰を目指すにあたりめちゃくちゃ合理的では?と考えました。

いざ、面接

そんなわけでいざ、面接。DJふぉいさん並みに明るくなった太陽の下、ワキ汗ハイドロポンプで向かいました、徒歩で。トホホ…(ノーベル文学賞)。
施設に着くと爽やかなお姉さんがフロントにいました。お姉さんといってもおそらく僕より年下でしたけど。時間の流れって残酷。
お姉さんに声をかけると「へ?面接ぅ?」みたいな対応されて、とりあえずと奥の席に通されました。大丈夫か…?
しばらく待っているとフロントのお姉さんが再びやってきて、「とりあえずこれ書いて待っててください〜」って紙を渡されました。
履歴書不要・身分証明書持参の面接だし、ここで詳しい情報を書いて提出する感じだな。ほほーん。……ん?

これ、見ちゃダメな紙じゃね…?

色々書く欄がありました。氏名、わかる。住所、わかる。電話番号、わかる。長所、短所、フィットネスクラブのイメージ、ふむふむ。担当者…?あぁ、後で面接担当さんが記入するんだろう。清潔感…?太っているか…?表情…?
あ、これ面接担当者が書くやつだ。
絶対俺が書く用じゃない、見ちゃいけないわ。でも見たい、ちょっとだけ…。ふむふむ、清潔感、肥満度、表情、態度、言葉遣い…それぞれ点数を記入し、合計を算出。合計点が○点以下の場合不採用。
あ、見たくなかった。アタシってほんとバカ。
これどうにかしないと…。とりあえずさっきのお姉さんを呼ばなければ。
「すいませェ〜ん、これたぶん紙が違うと思うんですどォ〜…?」
お姉さんがやってきました。かくかくしかじか説明すると、何やら難しい顔をしています。
数秒の沈黙のあと
「あっはは〜たぶん違いますねこれぇ。ちょっと確認してきま〜す(笑)」
もしかしてあのお姉さん天然か…?面接が不安になってきた。

今度こそ面接

フロントのお姉さんに変わって、今度は違うお姉さんが出てきました。おそらく本当にお姉さん、僕より年上に見える人が来ました。ショートカットで、快活な雰囲気の女性です。
「面接担当の〇〇です。すみません、さっきの紙たぶん間違いです。」
でしょうね。誰が見てもそうだったよ。てかたぶんってなんだよ。
そんなこんなで面接が始まりました。先ほどとは別の紙に必要事項を書き、最低限って感じの面接をしました。面接自体は至って普通のものでした。
初っ端トラブルはあったものの問題なく面接が終わりました。思ったより呆気なかったな…。

そういえば

帰り際にふとあることを思い出しました。
間違って出された紙、日付の欄が「201 年 月 日」ってなってたんですよ。
つまり、だいぶ昔使ってたやつ出されてたんです。最低でも2019年までしか使われてなかった可能性が極めて高い。
つまり今回の面接、フロントのお姉さん、面接担当のお姉さん2人ともあんまり理解してないっぽい。だって最初に出された紙、そもそも使わないんだもん。ほとんど何も書かずに返したから、あれそのままシュレッダー行きよ。
なんなら面接担当のお姉さん別の紙に面接の内容メモしてたし。本当に無駄だったじゃん。
そんなこんなで不安を抱えたまま面接を終えました。指定された日にちまでに連絡がなかった場合不採用みたいです。
受かっても不安な面接をされたのは気持ち悪いですが、まぁなるようになるでしょう。
バイトなのにちゃんと講習あるみたいだし。そこらへんはしっかりしてそう。

終わってしまえば笑い話。面白い体験させてもらったので話の種が増えてよかったです。

とりあえず自分のペースで社会復帰頑張りたいと思います。

それでは👋

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