”中央アジアの秘境”カザフスタン🇰🇿 、キルギス🇰🇬出身注目選手紹介

どうも。

前回というか先日記事を書いたばかりですが何故か平日に二連休が来たのでまた書きます...笑

今回は先日のUFCでキルギス出身のラファエル・フィジエフが強豪マーク・ディアケイシー相手に自分のスキルを見せに見せつけ判定勝ちをしたのでキルギスタン、カザフスタン出身の注目MMAファイターを紹介していきます。

Matrix? 😱 @RafaelFiziev #UFCFightIsland2 pic.twitter.com/MZP23Xn2lc

— ufcespanol (@UFCEspanol) July 19, 2020

キルギス、カザフスタンは両国とも中央アジアに位置する共和制国家です。

キルギス🇰🇬は国土の40%ほどが標高3000ｍというかなり高い位置にある人口およそ600万人の国。

近くにタジキスタン🇹🇯やカザフスタン、ウズベキスタン🇺🇿などがありますがキルギスも旧名はキルギスタン共和国です

有名なMMAファイターはUFC女子フライ級王者 ヴァレンティーナ・シェフチェンコ

中国のウェイリー・ジャンがUFC王座を獲得した時「アジア初のUFCチャンピオン」と言われましたが、厳密にはシェフチェンコかもしれません。

カザフスタン🇰🇿は国土の大半が砂漠という乾燥した地で人口はおよそ1800万人。

１年の半分以上が氷点下と極寒ですが夏は40度まで上昇します。

かなり過酷な国ですね...

UFCやBellatorなどでチャンピオンは誕生していませんがロシアの有名団体M-1やACAがカザフスタンで大会を開くなどここ最近MMAの浸透度がかなり著しいのでMMAファンの方々はチェックですよ！

どちらの国も雄大な自然と資源に恵まれた数々の世界遺産を有する素晴らしい国です。

では選手紹介に入ります。

*選手名のところをタップすればTapologyに飛べます！

Kiamrian Abbasov🇰🇬

階級 ウェルター

参戦中団体 ONE Championchip

ONEでウェルター級王座を保持しているアバゾフは地元キルギスのローカルプロモーションとロシアのACBで9連勝を果たしONEと契約。初戦はトップコンテンダー ”サッポ”ルイス・サントスに判定負けを喫するもその後アギラン・タニに一本勝ち、岡見勇信にKO勝ちで2連勝。

スウェーデン出身 ”二代目北欧の処刑人”セバスチャン・カデスタムに挑戦し5Rの死闘の末判定勝ち。見事王座獲得に成功します。

アバゾフは岡見選手をKOした右のショートフックが強烈ですが、ボディパワーを活かしたダーティボクシングにもたけておりタニはこのクリンチワークで削られました。そして何よりテイクダウンちサイドバックのコントロールが最高です。

ボディロックでの豪快なテイクダウンからのパウンドで容赦なく相手を削り、サブミッションも狙えるONE初のキルギス王者の今後が楽しみですね。

Arman Ospanov🇰🇿

階級 フェザ

参戦中団体 ACA

オスパノフは3度コンバットサンボの王者に輝いたカザフスタンの選手です。

正直トップ選手ではないのですが試合が面白いのと勝ち方がド派手なので好きな選手です笑

パンクラスランカーの中島太一選手をスピニングバックキックで倒した試合はかなり衝撃的でした。

🔥 One of ACB’s the most creative strikers returns to the cage on November 10th.

📆 Arman Ospanov is scheduled to face Rasul Mirzaev at ACB 90 in Moscow! pic.twitter.com/qDOUGHvdia

— ACAMMA (@ACA_League) August 27, 2018

カザフスタンの選手はパンチの重さに加え飛び道具の使い方が物凄く上手いです。

エスキジェウ戦のフライングニーがオスパノフのKOで一番好きです。

FLYING KNEE! 🇰🇿 Arman Ospanov pic.twitter.com/g7OlDxkvUk

— ACAMMA (@ACA_League) August 12, 2019

前々回の試合は序盤かなり押してたのにパンチ貰って畳み掛けられ配線しましたが前回の試合はパウンドで見事TKO勝ち。

本当に面白い選手なので次戦が楽しみです！

Altynbek Mamashev🇰🇬

階級 ウェルター

参戦中団体 ACA,WEF

キルギスで2014年に旗揚げされた団体 World Ertaymash Federationを中心に現在脅威の15連勝15フィニッシュ(一つの引き分けを挟んでます)のMamashevは相手を高く担ぎ上げてのテイクダウン。そしてバックマウントからのパウンドやリアーネイキッドチョークを得意としています。

WEFで数々の選手を破壊したあと魔境ACAに参戦します。

WEFからACAとかなりレベルが変わりましたが怪物には関係ありませんでした。

となりの国カザフスタン出身のGoity Dazaevを左フックで倒した後膝でKO。

Altynbek Mamashev🇰🇬(15-1) first round knockout！！！！#ACA102 pic.twitter.com/J3dlte0EBg

— 🦅Truth😈 (@the_truth_mma) November 29, 2019

この大会はPPVを購入してリアタイで見ていたのですが衝撃でした。

グラウンドの印象が強かったのですがまさかのスタンドでのKO勝ち....

今後目が離せないです。

Damir Ismagulov🇰🇿

階級 ライト級

参戦中団体 UFC

M-1王者イズマグロフはロシアのオレンブルク出身ですがカザフスタンの血も入っています。

現在14連勝 ufcでも無傷の3連勝とこちらも脅威の戦績。個人的にイズマグロフはカザフスタン、キルギスの選手で一番好きな選手であり期待している選手です。

カーフキックではなく太ももに叩き落す強烈なローキックに精度、スピードともに完璧なスピニングキック、そしてダブルレッグや払い腰でのテイクダウンとかなり攻撃力が高く引き出しも多い選手です。

上下のステップワークからハイスピードでパンチを打てるのも強みです。

直近の試合はウェイリーvsアンドラージが行われた深ゼン大会。

RFA王者チアゴ・モイセスをローで削りながら前手のコンパクトフックでダウンを奪うなどして完封。

Damir Ismagulov (19-2) is on some next-gen Rashid Magomedov shit. Like his forebear, he's a dominant former M-1 champ off to a fast start (3-0) in the UFC. He's composed, incredibly technical, and maximizes every bit of his abilities. He's a great mid-tier, LW asset. #UFCShenzhen pic.twitter.com/4SbyLHwPV4

— Kyle Johnson (@VonPreux) August 31, 2019

フィジエフと中央アジアハイレベルストライカー対決みたいなぁ...

Kanat Keldibekov🇰🇬

階級 バンタム,フェザー級

参戦中団体 ACA 

タンクの異名をもつキルギスのKeldibekovは一日4試合という過酷なWEFの王座決定戦トーナメントで見事優勝しWEF級王者に輝いた選手です。優勝賞品はベンツだったそうです。(すごいです)

スタイルはゴリゴリのフィジカルグラップラー。

リフトアップからのテイクダウン。そしてマウントパンチでTKOという形が多いですね(ほぼこれ)

パンチもめちゃくちゃ荒々しいのですがWEFのトーナメントの決勝ではパンチを打った時スリップした相手にすかさずギロチンを極めるなどサブミッションも積極的にねらいます。

ACAでの試合も基本的にはテイクダウンをしてコントロールし続けるタンクっぷりが素晴らしいです。

ACA91でのKhusein Shaikhaevではスエトロストレッチをほぼ極めかけてましたね～。惜しかった。

直近の試合では惜しくも負けてしまいましたがACAのフェザー級は今混沌としているので再浮上してほしいです！

以上注目選手紹介でした！

いや～やっぱり中央アジアはいいですね😁雰囲気が最高です。

カザフスタン、キルギス、タジキスタン、アゼルバイジャン、モンゴル.... MMA過疎地だった場所がMMA最先端になる日も近いかもしれません....

見てくださりありがとうございました！

余談ですがこれからnoteの書く頻度をあげようと思ってます。

なので1個1個の内容が少し薄くなるかもしれません笑

逆に1試合だけの紹介とかも書いていきたいです👍