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自動運転の1番の問題は、未知への恐怖心


本当はこういう記事が書きたくて始めたのが、米国主要VC投資調査です。笑

Zoomが追い風になるか?Docketがシードで$1.3M:米国主要VC投資調査vol.01
巨人出身のゲーム開発企業Carbonatedがシードで$8.5M:米国主要VC投資調査vol.02

どんな未来がやってくるのか、何が起こるのか、そんな未来への興味から考えていて、海外のスタートアップやベンチャーキャピタルについて知るのが一番良いのでは?という仮説でこのマガジンを始めました。

始めたばかりで視えてくるものはまだまだ少ないですが、こうやってアウトプットをすることで自分の考えをまとめ、あとから振り返った時に予想は当たっていたのか、カスリもしなかったのかを確かめる良い機会にもなるかなと。



Googleが自動運転に乗り出したニュースが印象的で、あれはいつだったろうかと調べて見たら2010年の出来事でした。

あれから10年。事故の責任や交通法などの問題もある中で、日本では今年4月から条件付きで公道(高速道路)を走れるように。ニュースを見る限り着実に進歩しているんだなと感じます。

僕は免許を持っていないせいか、自分が運転をしたら事故を起こすイメージしかないので早く当たり前になってほしいなと。

ただ、僕たちが生きている間にレベル5(完全自動運転)までは到達できると思うのですが、仮にそれが全ての車に搭載されたとしても、すぐに自動運転率が100%になるとは思えず、、よくて2割程度ではないでしょうか。

搭載された車に乗っても自動運転に任せることへの恐怖心が拭えず、結果自分で運転してしまうイメージがあり、普及するのはまたそこから年単位でかかりそう。

平成29年のデータですが、交通事故発生件数は47万2,165件。死者数は3,694人,負傷者数は58万850人。こういった数字を考えると、仮に「この車は完全自動運転です!安全です!」と言われても、すぐに任せることができる人は少ないような。

技術やテクノロジーの課題よりも、こういった心理面の方が難しいのかもしれません。

それを含めて(心理面もクリアできたとして)、あと30年もすればどちらも選べる状態になっているのではないかと予想しています。自分で運転したい人は自分で、運転したくない僕のような人や、運転することが難しい方は自動運転車に乗る、自動運転システムで移動する。それがうまく共存できているのが30年後くらいではないかと。

( 来世では運転という概念がそもそも無くなり、SFでよく見るようなタイヤもなく、宙を浮くように移動できるようになっていればいいなと思います。笑 )


そうなった時に気になるのは、自動運転車を出さないメーカーは選ばれなくなるのか?

ざっと調べたところ、トヨタ・ダイハツ・スバル・スズキ・日産・ホンダ・マツダ・三菱などは自動運転に取り組んでいるとのこと。

取り組んでいない企業もあるのかと思っていましたが、ほぼ100%といってもいいくらい、どの企業も取り組んでいたことに驚きました。この辺りの技術は競い合いになるのか、早く確立した企業のライセンスで発展するのでしょうか。

海外企業としてはWaymoとAurora(オーロラ/元Google、Tesla、Uberで自動運転プロジェクトに関わっていた3人により設立)しか知らないのですが、日本より早く完成させそうなイメージです。

...と書いていたら22日に日経にこんなニュースが出ていました。

ジープやアルファロメオなどの高級車ブランドを保有する、フィアット・クライスラー・オートモービルズが、自社の自動運転車の開発にウェイモの技術を採用すると発表。

詳細は見ていただきたいですが、今後ウェイモの技術が自動車の標準になる可能性もあるとのことです。

ユーザーからしたら、自分の車が日産なのかテスラなのか?は大きな問題ですが、技術がウェイモか他の企業か?は大して気にしないと思うので、技術はともかく、いかに早く「自動運転といったら〇〇」のポジションが取れるかどうかだと思いました。

上に挙げた「自動運転車を出さないメーカーは選ばれなくなるのか?」の僕の答えとしては、自分で運転したい人がいる限り、自動運転の普及による影響は少ない(業績が急激に上がり下がりすることはない)と感じました。

答えあわせをするのが楽しみです。



もともと「自動運転が当たり前になったとき、車への所有欲はどうなるのか?」というテーマで書き始めたのですが、大きく逸れてしまったので変えました。笑

面白いテーマだと思っているのでいずれ書きたいです。

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