人生の優先順位
みなさんが人生で大事にしていることはなんですか?
もしくは、大事にしたいと思っていることはなんですか?
もちろん一つだけに絞る必要はありません。
大事にしたいことなんてたくさんあって当然です。
かくいうぼくも数えきれないほどたくさんの大事なことがあります。
家族と過ごす時間だったり、ぼくの趣味である山登りやスケボーをしている時間であったり、いろんな本を読んで知識を増やす時間であったり。
数え上げればたくさん出てきます。
ぼくは将来、これらの時間を増やすために、まだ年齢の若い今のうちに、
多少無理をしてでも頑張っています。
ぼくだけでなくみなさんも、なりたい将来像があって、
「今は苦しいけど、これを続けたらいつかこんなことをしてやる」
とか、
「今苦しくても、将来こんなことができるようになれば、すごい幸せだ」
と思って毎日を過ごしていると思います。
そのような考えができるからこそ、1日1日の何気ない日常を頑張る原動力にすることができます。
でもぼくは、この考えを最近大きく変えました。
どういうことかというと、将来のために我慢することをやめたんです。
今までのぼくは、一番大事にしたい家族との時間を将来増やすために、
今めちゃくちゃ仕事を頑張り、早く理想の将来が訪れるように頑張り続けていました。
時には家族との時間を減らしてでも仕事をしている時もありました。
つまり今までは、家族や趣味の時間を犠牲にしてでも、苦しいことに耐えたり、自分に厳しくしたりしていたんです。
でもふと立ち止まって考えてみると、この考え方は、一生幸せになれないかもしれないと思いました。
みなさんも少し自分のことのように考えてみてください。
今から10年前、みなさんはどんなことを夢として持っていたでしょうか?
そんな大それたものなんて持ってなかったという人は、小さな目標や、その時に理想にしていた自分の姿でも構いません。
10年の月日が経ち、実際にその夢を叶えられた人もいれば、叶えれらなかった人もいると思います。
ここで考えてみて欲しいのは、10年前の自分も、10年たった自分も常に、将来こうなりたいというものをイメージしているということです。
実際に自分のイメージ通りになれたとしても、将来の自分は、またその十年後の将来を見ていることになります。
これでは、いつまで経っても、満足感を感じることができません。
ぼくはよく幸せってなんだろうと考えることがあるのですが、その一つの答えは、
「妥協すること」だと思っています。
理想の自分、そして、そうはなれない現実の自分。
そんな自分も受け入れて、満足することが幸せを感じることにつながると思っています。
なのでぼくは、将来の自分のためにとって大事なことではなく、
今の自分にとって大事なことを優先的に日常に組み入れるようにしています。
例えば、家族との時間が大事なので、毎週休みの時は、レンタカーを借りてプチ旅行をする、休みの日にあえて趣味の時間を優先的に入れる、などなど。
こうすることで、自分が本当に大事にしたいことが明確になります。
そしてこれらの質を、時間をかけて高めていけばいいんです。
最初は、このようなことをすると、時間やお金が余計にかかったりしてきます。
今まで仕事や自己研鑽に充てていた時間やお金を、家族や趣味のために使うわけですから、当然時間がなくなったり、お金が余分になくなったりします。
しかし、ここの大事な軸をブレないでおくと、大事でないものの時間をいかに減らせばいいかという思考回路になるんです。
今までなんとなく残業していたり、会社から与えられた時間帯で動いていた人にとっては、もっと家族の時間が作れるように仕事を変えてみようとか、住む場所を変えてみようという考え方ができるようになります。
将来のために今を我慢するのではなく、今の自分を変えていき、将来の自分に近づける努力をしましょう。
そのように自分の人生を考え直してみることが、あなたにとってプラスになれば、こんなに嬉しいことはありませんね。
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