内定者海外研修で学んだこと、自分が感じ取ったこと
ダイキアクシスグループでは新卒内定者を対象に入社前にインドネシアでの研修を行っています!
あえて海外で研修を行う理由は、水環境に恵まれている日本で生活していては分からない海外の現状を肌で感じてもらう為です。
現地の様子を肌で感じ、入社後ダイキアクシスグループとして世界にどう貢献出来るかを考えてもらうきっかけとなることを目指しています。
今回は実際にインドネシアに海外内定者研修に行った米良祐一朗さんの体験記をご紹介します!
始めに
ダイキアクシスのグループ会社である株式会社トーブから内定を頂きました米良祐一朗です。私は令和5年11月23日から30日までインドネシアのバリ島での内定者海外研修に12名の仲間と共に参加しました。
今回はこの内定者海外研修で学んだこと、自分が感じ取ったことを紹介します。
バリ島の水事情
バリ島は日本とは違い、水道水を飲むことができません。そのため、飲料水は店で買う必要があります。現地の人々にインタビューをすると、大量のペットボトル飲料を買って生活をしているそうです。
日本に比べて水回りの環境が不便で、ペットボトルのごみも多いので研修先で過ごす際には苦労し、私が普段当たり前に使っている水道水がとても便利なものだったと痛感しました。
バリ島の水処理施設事情
研修中にバリ島にある水処理施設に訪れました。日本にある水処理施設同様に規模が大きく、生活排水が処理されていました。
しかし、日本と違ったのは、処理された水が綺麗なのか現地の人も分からないことです。
日本の下水処理施設は川や海に流す際に化学物質の数値が具体的に規制されていますが、バリ島の水処理施設は数値の基準が具体的に定められていないまま、マングローブ林に排水が流れているということを聞きました。
バリ島の発明品
バリ島には水を安全に飲むために「テラウォーター」という名の商品が開発されています。
今回現地の商品開発をした方にお話を聞きました。
「テラウォーターの使い方」
① 水道水や地下水などそのままでは飲めない水を入れる。
② 2時間ほど置いてフィルターが水の汚れを取るのを待つ。
③ 蛇口をひねれば飲むことができる綺麗な水が出てくる。
水回りが不便なバリ島では便利な商品だと感じましたが、一般の方々にはまだ広く普及されていませんでした。
その原因として、根付いている現地の水への意識により、水道水を飲むことに躊躇いを感じてしまうということが挙げられていました。
そこで私たちは5人のグループを作り、テラウォーターをバリ島で広める方法を考え、話し合いました。テラウォーターは元々災害時に使われていた技術を参考にして作られた商品であること、水道水以外にも雨水や川の水でも使うことができるということを知りました。
そこで、私たちのグループはバリ島で地震や断水などの災害が発生したときにテラウォーターを使い名を広めることで普及しようという案が思い浮かびました。
しかし、限定的な方法であるため普及するにはもっと別の手間がかからない方法も見つけるべきという現地の方々の意見もありました。
商品を世に広めることの難しさと、皆で現地の様子を観察して数多くの案を出していくことの大変さと達成感を感じ取ることができました。
まとめ
現地の人々にインタビューをする際に英語を使うことや、慣れない環境で過ごしていくことは心身ともに苦痛で、落ち込むことが多かったです。しかし、そのたびに共に行動してくれる仲間の存在が大きく、乗り越えることができました。
自分一人で考えて行動することは大切なことですが、誰かと協力し、支えあって行動することも同じように大切なことなのだと学びました。
協力してくれた同期の皆様、内定者海外研修の機会を設けてくれた先輩社員の方々にお礼申し上げます。
ありがとうございました。