バイキンマンの倫理観

「俺様は謝るのも謝られるのも嫌いだ」

あの全米が泣いたとの誉高き映画『それいけアンパンマン よみがえれ!バナナ島』
のエンディング近く、

南海に浮かぶバナナの楽園バナナ島で起こったもろもろのトラブルが解決し、迷惑をかけたバナナ島の女王バンナちゃんが謝ろうとしたところでバイキンマンが言ったセリフである。

実際バンナちゃんはバイキンマンに大きな迷惑をかけており(内容はネタバレになるので言えないが、世界的大ヒットなはずなので見ている人も多かろう)、謝ることには筋がある。

しかし、バイキンマンはその謝罪を拒絶し、代わりにバナナ島のバナナに最大級の賛辞をおくるのだ。

謝るのが嫌い。
つまり、嫌いな謝罪をしなくて済むように高い道徳心と倫理観で正義の道を進み、

一方で謝られるのが嫌い、
つまり、他人のミスは水に流し、必要以上には責めないし謝罪も求めず次のステップへと誘う。

バイキンマン。
彼はそんなバイキン。

はっひふっへほー

では。

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