サンドイッチは使えるって話。
人志松本のすべらない話
という番組があって、けっこう好きなのでYouTubeでたまに聞いているのです。
その中で、芸人さんたちがよく使う話の手法に、「最後の締めを最初に言う」というのがあるようだ。
芸人さんだから、多分意図してやっているのだろう。話を面白くする確立された手法なのだと思う。
「シンガポールはなんでええねん」
っていう話なですけど…と松ちゃんが話し始める。
年末年始にシンガポールへ海外旅行に行く話に、三又又三が絡んでいろいろと面白いことがありつつ展開していく話。
その最後のオチが、この冒頭の
「シンガポールはなんでええねん」
なのだ。
話の再現がしたいわけではないので内容は全てはぶくが、ポイントは最後のオチを最初に言うこと。
でもこれはなかなか勇気がいるし、何より難しい。オチを言った時点で話の内容が推測できてしまっては興醒めだからだ。
内容に関係のない事柄ならば、ぶっちゃけ最初に言ったことなど話の途中で忘れてしまう。だが、最後の最後でもう一度繰り返されると、そのとき思い出して、頭の中で繋がるのだ。「あ、そーいうことですか」と。そして、その繋がりができたとき、一番大きな笑いになる。
このオチを最初に言うというテクニックは、わかりやすい(のではないかと思う)話をするときにも利用することができるので、僕は講演や講義などでたまに意図的に使うことがある。
最後の話のまとめ部分を、ワンフレーズで冒頭に置いておくのだ。
今日の内容でいうなら、冒頭と最後で話の全体を挟み込む。
サンドイッチは使えるって話。
では。
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