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脳みそダダ漏れマガジン

僕が大学教員として、また家庭の主夫として日々考えていることのまとめです。内容は育児とダイエットと読書感想文が多めで、分野はあまり統一されてません。あとは数学とか、経済学とか、そう…
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#人生

上空12,000mで月を見たら絶望したって話

角の丸い長方形の窓の外に広がる夜。目的地に向かって時速900kmという爆速で飛んでいるとは思えないほど穏やかな機内の空気は少し冷えつつあった。 夜のフライトは久しぶりだったので、年甲斐もなく少しワクワクしていた。 あいにく地上とあたしの間には月明かりに朧に照らされた平坦な雲が見渡す限り(雲平線とでもいうのだろうか)茫漠と広がっており、煌びやかに闇を彩る街の光も、海に浮かぶ船の灯りも、見ることはできなかった。 でも、こんなことではがっかりしない。SNS映えしそうな写真が撮

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「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」だ。

よくある自己啓発本みたいなタイトルだ。 でもこれは僕が多くの知り合いから得た貴重なまなびの一つでもある。

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the long wrong way

目的と手段を取り違えてはいけない。事を進める上で注意しなければならないこととして、頻繁に指摘されることである。でも、これを十分に実践に落とし込むことは非常に難しい。だから、頻繁に指摘されるのだろう。何度やっても取り違えちゃうから。 人生。どんな形であれ、大抵の人は自分の人生を豊かなものにしたいと望んでいる。何に豊かさを感じるかは人それぞれだろうが、充実したものであってほしいという願いは共通しているだろうし、そのための努力を積み重ねることが人生そのものだ、というのは必ずしも大

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クソの弁証法

あるものを見て、それがクソだと思うか意味のある何かだと思うか、それはその人の心持ち次第ってことがたまにある。 それが本当の、実物のクソだとしても、それを肥料として作物を育てたりしていたこともあるわけで、いつの時代の誰にとってもクソでしかないものというのは意外と少ないのかもしれない。 ある一日の出来事も、そんな感じだった。 その日は在宅勤務の日で、午前中からいろいろのタスクがToDoリストを埋めている。何をどの順番で消していこうか、その日の朝も考えながらタスクをこなす時間

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なんでだよ!

感情を入れておく器のようなものがある。 それは感情に対して理性による抑制を効かせておくためのバッファーであり、感情の総量がその器の容量を超えない限り、多少の動揺はあれど、人は冷静でいられる。 その器の大きさは日々変化し、体調などにも敏感に影響を受ける。疲れていたり、気にかかることがあったり、肩や首が凝ってたりすると、器は如実に小さくなって、感情はすぐに溢れ出してしまう。 さらに悪いことに、器が小さい時には理性の効きも悪い。体調が悪ければ悪いほど、ストレスが強ければ強いほど、

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育児のこと3:人生という舞台の主役から降りる(幸せの話)

あたしには子供がひとりいる。 その子が最近5歳になった。 あたしは育児経験5年のペーペーだ。 この5年を振り返ってどのようなものだったか。 端的に言って、適応させ続けた5年だった。 子供の行動や考えに自分のそれを適応させる。うん、そう。だって育児してるんだもの。子供はまだ一人で生きられないので、子供がやることに合わせてあげる必要がある。当然だ。 なんてのは、よっぽど育児に適性がある人か、もしくはやったことがない人の考えで、子供に自分を適応させるのは言葉で表現するほど簡

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育児のこと

4年と少し前に父親になったあと、ずっとしんどいと思っていることを書く。最近ようやくなんとなく折り合いをつけられるようになって、以前ほどしんどくはなくなってきた。それでもしんどいことには変わりない。おそらく、このしんどさは親になった多くの人が共通して感じてきたことだろうと思う。そういう人の共感が得られたなら少し嬉しいし、これから親になる予定がある人は、もしかしたら心構えのようなものができるかもしれない。そんな話である。 人生の主役を生きる 自分の人生の主役は自分。みんなそう

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