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新規事業開発プロジェクトをうまくいくようにするためには??

<結論>人・金・体制を整え、良質な多産多死を生み出すサイクルを回し続ける

失敗の質を高める

なぜ失敗の質を高めなければいけないのか?

新規事業はほとんどうまくいかない
成功率は1%以下
99%の失敗が土台となる
99%の土台を頑強にしていくことも重要
99%の失敗の質を高め、次への挑戦の質を高めることが肝要

どのようにして失敗の質を高めるのか?

失敗を次に生かすために

  • 失敗の要因の解像度を高める

    • 事業失敗の要因について深く、広い考察を行う

    • 失敗の根源となる要因を理解し、次に活かす

失敗の質を高めることの重要性を確認したうえで、これまでの社内での新規事業開発はどうだったのか?・・・

これまでの新規事業の取組み

これまでの新規事業開発は失敗の質が低かった

cause.1 失敗要因の解像度が低い

企画ローンチまでの検証が甘いため、デスクリサーチで事前に排除できたボトルネックとなる部分でつまづいていた。
企画段階のメンバーが全員兼務のため十分な時間をあてがえず、

cause.2 失敗の根源の見極めができない

事業ローンチした後に、当該事業に取組んでいたチームが解散される、または、企画立案者が事業に従事しない、あるいは継続的に従事しないため、失敗の要因を正しく理解する者がいない。また、失敗を踏まえて次の事業創出に活かせる体制になっていない。

なぜ失敗の質が低かったのか?

取組み方が良くなかった

  1. 人の問題

    • 能力、スキル、マインドセット、熱量等を考慮した、十分な人材をあてがっていなかった

    • 担当者はすべて兼務で取り組んでおり、作業や研究に十分に時間をあてることができていなかった

  2. 金の問題

    • 十分な投資を行っていなかった

    • 投資リスクを負っていなかった

  3. 体制の問題

    • 報告義務や承認プロセスに阻まれていた。

      • 報告に時間をとられ、事業創出のための研究にあてる時間が十分でなかった

      • 報告や承認プロセスに足を取られ、開発スピードがあがらなかった

      • 既存事業部門の枠組みで承認を行うために、承認が得られない

    • イノベーションを起こせる体制になっていなかった。

      • 大人数で構成されるチームで主体性が失われていた

      • チーム内のコミュニケーションコストが高く、相談が難しい

    • 挑戦を評価する仕組みがない

      • 挑戦を評価する仕組みがないため、担当者のコミットが得られない

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