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我慢できる上司になれ。


※この記事は2020/7/25の限定メルマガの内容です


7月25日(土)
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こんにちわ!ダイキです!
現在長野合宿3日目。外泊することはほとんどありませんが、こういう時に僕は泊まるホテルを妥協しません。理由は家に帰ってくるのが楽しみな状態でいたいから。
長野にいても東京にいてもルーティーンタスクはあります。ホテルに帰ってきた時にボロホテルでテンションが上がらないと仕事もやる気がなくなりますので、そういうところは妥協しないのが僕の流儀です。


と、いうことで今日は「優秀な店長は何もしない」シリーズの第三弾目。

①全てのスキルにおいて店舗のトップであること
②自分で仕事をしない
③我慢する

昨日と一昨日で①と②を書きましたので今日は③の「我慢する」ということついてお話ししていこうと思います。


僕が店長時代に意識していたことはたくさんありますが、この「優秀な店長は何もしない」シリーズに関しては特に「教育」についてのお話しです。


と、いうことでお話しを進めていきましょう。


▼「できない」状態にイライラしない

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これは大前提必要です。もちろん僕もイライラする時はありますが、それを表に出してしまってはダメです。というかいちいちイライラしてしまっていてはそもそもで「教育」はできません。

前回でもお話しした通り、「教育」なので、できない状態からほとんどのことはスタートします。そうなんです。「できない」状態なんです。

自分からしたら簡単なことでも、当時の僕はすでに3年ちょい飲食をやっていますし、しかもほぼ毎日お店にいます。なので僕の方が「異常」な状態なんです。

しかし、ほとんどの店長は自分の当たり前とアルバイトの当たり前を同じにしてしまいます。結果「なんでこんな簡単なことができないの!」とイライラし始めます。


僕から言わせれば「なんでイライラしないなんてことができないの」っていう感じですが。

イライラしてしまって、態度に出てしまうとアルバイトは怯えてしまいます。そして「できないのが当たり前」なのに自分のことを無能だと勘違いしてしまいます。または「こんなんできるわけねぇだろ!!」とブチギレるか。


新人のアルバイトはほとんどが、前者です。そして「自分に飲食はむいてない」と思って辞めちゃうっていうパターン。もちろんハングリー精神がある子もいますがそういう子はほっといても大丈夫です。

歴が長いアルバイトや店長はアルバイトが「初めてやった業務」を呼吸するようにこなしていきます。呼吸するように両手でドリンクを作りますし、トレンチを使って(料理を運ぶ時に使うおぼんみたいなやつ)同時に大量の料理を運んでいきます。


しかも簡単そうにやってしまうんです。しかし、それこそプロの技なので、新人のアルバイトがやるにはまだまだ時間がかかります。なのでアルバイトには「できないのが当たり前」だと思ってもらわないといけない。


そう言っておいて店長がイライラしていたら元も子もないですよね。




▼洞察力

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と、いっても黙って見ていれば良いのかというとそんなことはありません。
なぜアルバイトができないのかを「洞察」しないといけないです。
もちろんアルバイトには「できないのが当たり前」といっていますが、アルバイト本人は「できない状態に不安」を抱えています。


なので、「できる状態」にしてあげることが教える側のミッションです。
そのためには何ができないのかを洞察して、要素分解して、アドバイスすることが必要なんです。

どうすればできるようになるのかを提示してあげないといけないってことですね。

イライラしてる暇はないんです。
冷静に観察してアドバイスをする。


この「アドバイスする」ということなら他のアルバイトでもできます。
面倒見の良いベテランアルバイトは黙っててもここら辺はやってくれます。


ではここで店長がやらなければいけないことは「できない事例を集める」ということです。
ここのデータを集めておかなければ毎回毎回新人アルバイトは同じ壁にぶつかるということになります。


例えば新人アルバイトがにハンディー(オーダーを入力するやつ)の使い方を教えるとします。そうした時にキーの配置を覚えていなくて早く打つことができない。っていうアルバイトがいたとします。


で、この「できない」は他のアルバイトも経験する可能性は大いにありますよね?

なのに毎回毎回新人アルバイトがくるたびにこの壁にぶち当たっていては効率が悪すぎます。「傾向と対策」が全くできていません。
なので、そういう「できない事例」を集めてマニュアルに加えていくことが大事です。


どの段階でどういう「できない」に直面するのか。ってことです。


そうして新人アルバイトの失敗を次へ生かすことが店長の役割です。



▼予測する

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洞察と似ていますが、「できないのが当たり前」であるならあらかじめアルバイトがどういうところでミスを起こしそうなのか予測することも実は大事なんです。

まぁミスすると思っているのにそのまま野放しにしてしまうは流石に可哀想。
アルバイトは「わかる?」っていうと基本的には「ハイ!」っていいます。

これはぶっちゃけ危険信号です。
逆に「わからないです、、、」っていうアルバイトの方が良いです。


何回も言いますが基本的に僕は「できない」と思っています。
新人であればあるほど「できるかどうかわからない状態」に入っていますし、バックヤードではできても、お客様の前に立つとテンパってできないっていうことも全然あります。

なので、「今の感じだとどこまではできそう」っていうのを予想してある程度リスクヘッジしておかなければいけません。

「お客様の前だとちょっと雰囲気変わるよ!気をつけてね!」的なことを言いつつ他のアルバイトに「A君のこと注意して見ておいて!」と伝えておきます。


アルバイトが「できない」ことによって迷惑がかかるのは「僕ら」ではありません。
「お客様」です。お客様に大なり小なり迷惑がかかることを予測しておいて何もしないのはボンクラ店長です。


もちろん予測できないこともありますが、予測できるならリスクヘッジしとけよていう話です。


ということで今日は「我慢する」ということについてお話ししました。

アルバイトの「教育」は簡単なようで難しいです。
しかし、ここができないと休みをとることもできないし、仕事中でも自分のやるべきことをやる時間すら取れなくなってしまいます。店長が店長であるためには、自分のやるべきことを重視するための時間を確保しないといけないです。


店長は成果を評価されますが、その成果を作るためいいろんなことをしないといけないです。
「教育」はその一貫ですが、これができる店長とできない店長では大きな差が生まれます。

ありがとうございました!!

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