コーチング×「オールライフ」④仕事以外に時間を使うことに対して「許可」を出せた

この2日間、「生まれて初めて父親と腹を割って話せた」という記事を書きました。

この出来事がきっかけで、少しずつ自分の中で「変化」が起きてきました。それは、「自分がやりたいと思ったことに対して、素直にやってみる」を実行に移せて行っていることです。

その第一段階が、「剣術」でした。
剣術に関しては、下記の記事で少し触れています。

====過去の成功体験からくる「固定概念」====

私は、今の会社でCOOとして、仕事以外に時間を使うことは「良くないことだ」という固定概念がありました。なぜなら、仕事の成果を出すためには、まず「量」が重要である、と教わってきたこともあり、また20代の時はハードワークに次ぐハードワークをしてきました。

朝7時くらいに起きて、夜の23時くらいまで仕事を行い、その後は上司と飲みに行き、2時から3時くらいに帰宅して翌朝を迎えるという生活をしていました。もちろん週末は平日の疲れを取るように昼前まで寝て、そして、そのあとは会社に出社する、という生活でした。

このような生活をしているおかげが、順調に成果もあげることが出来、「CAN」や「知識」も増えてきました。

この過去の体験から、仕事で成果を出すためには「ハードワーク」はマストであり、起きている間は仕事の事「以外」をしてはいけない、という固定概念を作り上げていました。
もちろん、今のその傾向は強いですし、特に20代はそういう経験も一定必要だとも考えています。

====過去の成功体験にしがみついている危機感====

一方で、自分の中で歩留まりと危機感を感じていました。
社内で現場に近い私が、全体の実行責任を担っている私は、メンバーに対して本当に適切な態度を取れているのかということ、過去の成功体験を引きづりすぎて、現在や未来に適した価値観をインプットし実験し新たな価値を体系化出来ているのか、という感情です。

具体的に、過去の成功体験をそのまま踏襲してしまうと、自身の態度が「内向き」になりやすいこと、新しい発想が生まれないこと、自身の様々な基準が下がってしまうこと、自分の「want to」が濁ってきたこと、何より自分が傲慢になってしまうんではないか、という危機感でした。

コーチングは、
人には必ず「want to」(自分らしさ、才能)があり、それは過去の私のような「投影」ではなく、これまでの人生の中ですでににじみ出ているもの。
私の場合は、「未知の環境に飛び込み、最短で結果を出す、こと」ですが、このwant toを発見でき、それに関連したことに取り組めば、当人は努力をしていると思わず、本人がhave to的に努力しなくとも結果を出せる、そんな状態をつくれる、という考えです。

父親との一件で、自分のマインドエラーが修正され、上記のwant toや仕事に対のゴール設定にゆがみがなくなりつつある実感が湧き、「want to」「ゴール設定」「マインドのカラクリ」の尻尾がつかめたような気がします。

====マインドは仕事とプライベートを区別しない====

ここにさらなる加速度をつけるために、剣術を始めました。
なぜなら、やりたいと思ったからです。「自分が」やりたいと思ったことをまずやってみることによって、「真なるwant to」が見つかると確信しています。

マインドは、「仕事」と「プライベート」を区別しません。私の過去の経験が仕事のゴールに影響しているように、過去の仕事・仕事以外での体験で、自身のビリーフシステム(自我・固定概念などと訳される)を構築します。

なので、コーチングにおいてゴール設定は仕事だけでなく、趣味を含めた8つの領域でゴール設定を行います。この複数のゴール設定を行うことで、マインドは、それらを包括するゴールに抽象度を上げ、クリエイティビティを発揮していきます。

仕事以外でもやりたい事はとにかくやってみる、というのは、これまでの抑圧的なマインドの使い方から解放を試み、よりイノベイティブなマインドにしていくプロセスだと考えています。

剣術を始めて、ほぼ初心者である私は、色々な気づきがありました。そしてそれは仕事にめちゃくちゃ活きています。
今の仕事の延長戦だけだと、新入社員の気持ちから遠ざかっていた可能性がありましたが、新しいことなので、そのコミュニティーからすると私が初心者。

年齢が下の先輩に、みっちりとしごかれてます(笑)。

そして、

「あ、新しい環境に飛び込むことはこんなタフなことだったよな」と思い出しました。自己保身・自己保存に知らず知らずのうちになっていた自分に気づけ、そこでの学びを仕事の育成などに活かしています。

仕事以外に時間を使うことを許可するのはとても大事だと気づけました。
特にCXO人材や管理職のメンバーは、仕事以外に時間を使うことで加速度が上がると確信しています。

特に私の場合は、自分が初心者であることを積極的に取り組むことによって、新しいたくさんの気づきが得ている最中です。

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