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暗黒の中学1年生

お盆の最中に失礼します。
みなさん中二病(厨二病)はご存知でしょうか?

中学校2年生ぐらいの子供にありがちな言動や態度を表す俗語。自分をよくみせるための背伸びや、自己顕示欲と劣等感を交錯させたひねくれた物言いなどが典型で、思春期特有の不安定な精神状態による言動と考えられる。医学的な治療を必要とするような病気や精神障害ではない。

コトバンクから引用

ネット上にはこのように書かれています。
つまりは、「俺ってば漫画の主人公みたい!」
「ワイが物語の中心や!」って状態のことを指します。


私には…その状態が…


めちゃくちゃありました


なんなら誰よりもありました。
他を寄せ付けないほどの中二病でした。


藍染の名言をいつでもストックしていたり

ツイストサーブ打つために昼休み練習したり


ワンピースの25巻のベラミー倒すところは
カッコ良すぎて何回も読み返しました。
(というかワンピースは毎巻3回ずつ読み返していました)


他にも私を作り上げた漫画がたくさんありすぎて。。。

あと腐の姉の影響で「キノの旅」はかなり読んでました


中学の時はリトルシニアで野球してましたが、
野球は全く好きじゃなかったので、
怒られない範囲で漫画を読み漁っていました(笑)


そんな私が行き着いた境地は
漫画のキャラみたいになりたい!!!!!

ということでした
まぁこれこそが中二病なんでしょう


どういうキャラを演出したかというと
・クールでカッコいい
・悲劇的な側面を持つ

この辺りが中二心をくすぐる要素でした。

だってそうでしょう。
孤高ながらも自分の力で切り拓き、
そしてそれに対していつも冷静でいる

これこそがカッコ良さだと思ってました。


だから何をしたかというと

まず状況を演出しました。
設定1

小学校まで少年団で野球をし、中学からは地区を離れたクラブチームで野球をする。小学校から中学校まではエスカレーター式で上がっていく私の学校とすれば、中学からチームメイトでなくなることは異例。
つまり、裏切り者として思っているに違いないという勝手な思い込み

痛々しい記憶より抜粋

これによって仲間がいなくなったと勝手に思い込み孤高を演出しました。思い込んでいたので、野球部のみんなとは話すことがなくなってしまいました。

続いてはキャラの演出です。
設定2

まず私は中学入ってそうそう委員長に立候補しました。委員長が真面目とクールを両立できると思ったからです。そして授業は真面目に聞いて、クラスで何か悪いことがあったら指摘をするキャラになりました。

恥ずかしい記憶より抜粋

クール=無口という引き出ししかなかった私は
委員長で真面目を演じることでクールになれると信じてました。

時には自習の際に、誰か話している人がいれば
「おい、静かにしようよ」と冷徹に指摘し、

授業は真面目に聞いて、
休み時間は眠いふりをしてうつ伏せになる。

こんなキャラを演じていました。


ただ、これには誤算がありました。
クールキャラというのは「そうじゃないのに」
という言葉が前置詞的に付くものなのです。

例えば
・よく喋りそうなのに
・面白そうなのに
・かっこいいのに
この辺りがつかないとダメなんです。

普段から真面目な奴がクールぶっても
ただのクソ真面目野郎という付箋が貼られるだけなんです

結果私は陰で「ガリ勉」と言われていたそうです。


そんなこんなでキャラの設定ミスをした私は
逆噴射的に中学デビューを果たすのでした。

友達0人という小中一貫校として
異例の少なさでスタートするのでした。

なんとか3年生の時には持ち直すも(元のキャラに軌道修正)、今でも思い出したくない中二ならぬ中一病の暗黒の思い出です。

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