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「フレディVSジェイソン」のダークでヘヴィなサントラに酔いしれろ!
93年。殺人鬼「ジェイソン・ボーヒーズ」の魂は地獄に葬り去られた。姪である「ジェシカ・ボーヒーズ」の手によって・・・。しかし、地面からカギ爪が出現し(フレディ・クルーガー!)ジェイソンのホッケーマスクが地中へ引き釣りこまれてしまったのだ!そして、フレディの笑い声と共に、「13日の金曜日9 ジェイソンの命日」(93)は幕を閉じる。
↑何かを暗示させるラスト、ホラーファンをドキドキせた
もちろん「フレディVSジェイソン」へと物語は続くのだが、その間、約10年ものブランクがある。(2001年に「ジェイソンX」が公開されるが時系列的に近未来の話であり、舞台も宇宙になる)それもそのはず、凶悪な暴力性とゴツい鉈を武器に暴れまわるジェイソンと、シュルレアリスムと鋭いカギ爪を武器に暴れまわるフレディとでは、あまりにも戦い方が正反対であるため、脚本の段階でかなり苦戦していたのだ。(「安易な企画だ」と冷笑する映画ファンは地獄へ落ちろ!)
そして2003年、当時大流行していたニューメタル/メタルコアバンドのサントラをひっさげて「フレディVSジェイソン」(03)が公開された!
血まみれのタイトルシーンではSpineshankの"Beginning of the End"が華を添え、エンドクレジットではIll Niñoの"How can I live"とChimairaの"Army of Me"で観客の心にとどめを刺す!
↓タイトルシーン Spineshank "Beginning of the End"
↓エンディングテーマ Ill Niño "How can I live"
Chimaira "Army of Me"
このダークでヘヴィなサウンドは、もはや恐怖を超えてプロレス的なかっこよさを演出してくれる。
深刻ぶったシリアスなホラー映画も見ていて楽しいが、本作の様に血沸き肉躍るアッパー系な作品が、最近めっきり減ったような気がする。そんな映画をまだ見たことないという人は、ぜひチェックすべし。そしてホラー界を代表する二人の死闘を是非その目に焼き付けてほしい。
もちろんエンドクレジットではヘドバンだ!(ケガしない程度に)
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