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「いつも正解を求めてしまう」失敗から学ぶ親としての成長ガイド

はじめに

今日は『いつも正解を求めてしまう』というテーマで、失敗から学ぶ親としての成長ガイドについてお話しします。子育て中の皆さんは、正しい方法や完璧な結果を追い求めるあまり、疲れてしまうことがあるかもしれません。

でも、失敗を受け入れ、その中から学ぶことが、親としての成長に繋がります。


こんなことはありませんか?

  • 子どもが失敗したとき、すぐに正解を教えたくなる 子どもが間違えたとき、その場で訂正したくなる

  • 他の親と自分を比べて、自分の子育てに自信を失う 完璧な親であるべきだと感じてしまう

  • 子どもに失敗させることが不安で、過度に干渉してしまう

これらの悩みを抱えている方は多いです。次に、なぜ親が正解を求めてしまうのかについて見ていきましょう。

なぜ親が正解を求めてしまうのか

正解を求めてしまう背景には、いくつかの要因があります。親が常に正しい答えを求める理由を理解することで、そのプレッシャーから解放される手がかりが見つかるかもしれません。

1. 社会的プレッシャー
親は社会からの期待やプレッシャーを感じることが多くあります。周りから良い親だと思われたい、自分の子どもが成功する姿を見せたいという気持ちが強くなると、正解を求めるようになります。

社会的な評価や他人の目が気になると、自分自身の判断に自信が持てなくなり、常に「正解」を求めるようになってしまいます。

2. 自分自身の育ち方と人生脚本
親自身が子ども時代に完璧を求められた経験がある場合、その影響が子育てにも表れることがあります。心理学ではこれを『人生脚本』と呼びます。

人生脚本は、幼少期に形成される無意識の行動パターンや信念で、親の影響を強く受けます。そのため、無意識に自分が経験したことを子どもにも求めてしまうのです。

3. 保護本能
親は子どもが失敗して傷つくことを避けたいという強い保護本能があります。そのため、失敗を回避させようとし、正解を与えたくなるのです。

これは子どもを守りたいという親心の表れですが、過度な保護は子どもの成長を妨げることがあります。

次に、失敗の重要性について掘り下げてみましょう。

失敗の重要性

失敗の本質
失敗は単なるミスや過ちではなく、成長のための貴重なデータです。失敗を通じて学び、新たな視点やアプローチを得ることができます。失敗は次の成功に向けた重要な情報源です。

失敗を恐れず、むしろ積極的に受け入れることで、親も子も成長する機会を得ることができます。

具体例
・子どもがテストで間違えたとき、その間違いを一緒に振り返ることで、次のテストに向けた対策が立てられます。例えば、どの部分でつまずいたのか、どうしてその答えを選んだのかを話し合うことで、理解が深まります。

・宿題を間違えたとき、親が答えを教えるのではなく、一緒に考えることで、子どもは自分で解決する力を身につけます。このプロセスを通じて、問題解決能力が向上します。

・子どもが友達と喧嘩したとき、その原因を一緒に考え、次にどうすれば良いかを話し合うことで、コミュニケーション能力が向上します。子どもは自分の感情を表現し、相手の立場を理解する力を育てます。

自分のやり方で失敗する意義
子どもが自分のやり方で失敗することは非常に重要です。失敗を通じて、自分で問題解決する能力が育まれます。また、親がすべてを管理しないことで、子どもは自分の意思で行動する力を養うことができます。

これにより、将来的に自立し、自信を持って行動できる大人へと成長するのです。

次に、具体的なステップを通じて、失敗から学ぶ方法を見ていきましょう。

失敗から学ぶためのステップ

失敗から学ぶためには、具体的なステップを踏むことが重要です。ここでは、失敗を受け入れ、そこから学ぶためのステップを3つ紹介します。

ステップ1: 失敗を受け入れる

まずは親自身が失敗を受け入れることが大切です。失敗を恐れず、その経験を通じて学ぶ姿勢を持ちましょう。失敗を受け入れることで、子どもにもその姿勢を示すことができます。

実践例
・子どもが宿題を忘れたとき、その結果を受け入れ、一緒に原因を考える。例えば、どうして忘れてしまったのか、次回はどうすれば忘れずに済むかを話し合う。

・ゲームで負けたとき、その理由を振り返り、次の戦略を考える。どの部分でミスがあったのか、次はどのようにプレイすれば良いかを一緒に考える。

・家事の手伝いを失敗したとき、その失敗を通じて学ぶ。例えば、皿を割ってしまった場合、どうすれば次は安全に洗えるかを考えさせる。

ステップ2: 子どもに考えさせる

子どもに自分で考えさせることが重要です。親はサポート役に徹し、子どもが自分で解決策を見つける力を育てましょう。子どもが自分の力で問題を解決する経験を積むことが、成長に繋がります。

実践例
・日常の小さな選択(服を選ぶ、食べたいものを決めるなど)を子どもに任せる。例えば、どの服を着るか、何を食べたいかを自分で決めさせる。
・子どもが学校でのトラブルに対して自分で解決策を考え、実行させる。例えば、友達との喧嘩の解決策を自分で考えさせる。
・家の中でのルールを子どもと一緒に決める。例えば、遊び時間や宿題の時間を自分でスケジュールさせる。

ステップ3: 失敗を共有する

失敗を共有することで、子どもと親の信頼関係が深まります。一緒に振り返り、次の改善策を話し合いましょう。失敗を共有することで、子どもは安心してチャレンジすることができるようになります。

実践例
・子どもが失敗したとき、その経験を家族で共有し、一緒に改善策を考える。例えば、家族会議を開いて失敗の原因と改善策を話し合う。

・親自身の失敗も子どもに話し、その教訓を共有する。例えば、仕事での失敗談を子どもに話し、その時の対処法を教える。

・家族で一緒に新しいことに挑戦し、その過程で失敗を経験する。例えば、家族で新しいスポーツや料理に挑戦し、その中での失敗を楽しむ。


まとめ

「いつも正解を求めてしまう」という思いから解放されるためには、失敗を受け入れ、その中から学ぶ姿勢が大切です。失敗は成長の一部であり、その経験を通じて親も子も成長できます。完璧な親である必要はありません。

失敗を受け入れ、一緒に学び成長する姿勢を大切にしましょう。

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ミスターおかっち


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