嫌いなもの

焦った時に仕事ができなくなる人、途中から入ってきて話をややこしくする人、すぐ早とちりする人。みんな嫌いだ。

中高大とずっと寮にいたからか無意識に人に気を使う。相手が口にしてないことを汲み取ったり、周りの空気感を察知して動いたり。そういうのが完全に体に染み付いてる。だからなのか、そういうことができない人(人で決めつけたら申し訳ないからそういう場面と言おうか)に遭遇した時に、たとえ自分に関係なくても心底不快な気持ちになる。まじあいつ空気読めねえなと白い目で見るのはいじめっ子っぽいからしないけど、心の中ではおいおいマジかよ…と。

職場の人と飲んでる時に、会話の流れで嫌いなことを話す場面があった。その時「面倒なことが全て嫌い」と話したら、「今っぽいね」と言われた。振り返れば自分の説明もかなり雑なんだけど、その時点では深く説明できなかったからそうですかねとだけ返した。果たして自分は面倒のなにが嫌いなんだろう。

自分で面倒なことに飛び込むのは別にいい。でも他人に面倒をつくられるのは嫌だ。もっといえば誰かが何かを面倒にしてるのを見るのも嫌だ。

すごい簡単なことをすごい大袈裟に受け取る人は嫌だ。トイレ掃除を頼まれた時に、トイレ掃除の企画書を書くような人。もちろんこれは言葉のあやだけど。

誰かと会話してる時に横入りしてきて、その時点での言葉だけ受け取って的外れのこと言う人は嫌だ。全部聞けよ。なに話してたか想像しろよ。と思う。

これは今っぽい思考なのか。あの時の飲みの場でもっと詳しく説明できれば良かった。自分は複雑な仕事とか、エネルギーを使うことが嫌いなわけじゃなくて、予想してなかったことに仕事をややこしくされてエネルギーを使わなきゃいけなくなるが嫌なんだ。

そう。きっと、みんな嫌だよね。





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