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瀕死

昨日のパーティー。24:00くらいに地下の洗濯機の横で目を覚ました。

今期初めてのパーティーで僕のテンションは最高潮だった。19:00にバーが開いた。11%のブラックビールを三杯買って、トビアスと(ファックとシットが会話の7割を占める男)一緒に三杯ずつ一気に飲んだ。いっぱい大体350mlだから1リットル。なんでそんな馬鹿なことをしたのか。

デンマークの過酷なアルコールカルチャーに揉まれながら、自分の持久力が確実に伸びている実感はあるが、ゆっくりと慎重に最初は飲み進めなければならない。パーティーの夜、24:00前に意識を失うのはかなり恥ずかしいことでもありますし。2時くらいに最高のパフォーマンスができるように、ゆっくりと階段を登らなければなのだ。ただ昨日の僕は、酒が飲めるあまりの嬉しさと、横で獣のように何かを叫ぶトビアスに圧倒されて、パーティーの基本を忘れていた。

21:00頃だったか僕はかなり出来上がっていた。本来ならそのコンディションを2時あたりに持っていきたかったところだ。喫煙所にいる無数の人間とドリンキングゲームをしながらずっと爆笑してたのは覚えている。23:00くらいに中に入り、30分くらい踊って、そしたらその辺で気持ち悪くなったから近くのトイレに行った。どうやってトイレに行ったのかとか、もうそこらへんの記憶はほとんどない。んで数回吐いて楽になったなと思いながら、パーティー部屋のとなりのランドリースペースで数人がだべっていたから会話に入った。らしい。んでそこで寝てしまったと。

24:00くらいに顔面に苦い液体を感じて起床。笑顔のトビアスとエマとイーダが僕の顔面にビールをかけていた。

仲良くなる人間違えたな、、と思いながら朝なのか夜なのかすらわからない頭を必死に回転させ状況を理解しようとする。その数秒後に激しい気持ち悪さに襲われ、オーケーオーケーと呟きながら3人をあしらいまたトイレに行った。

吐きながら自分が何杯ビールを飲んだのか数える。ポケットの中のビールカード2枚(ビール買うときに使うチケットで、一枚で六杯くらい飲める)を確認したら、マジックペンで二つともバッテンされていた。つまり約12杯のビールを飲んだことになる。こんなにビールを短時間で飲んだことがなかったから、大便器に頭を突っ込んだ状態で笑ってしまった。外で待ってた人からしたら恐ろしい話だろう。

自分の飲んだ杯数を知ったせいか、トイレに入ってから僕の体は今までにない異常に犯されていた。へんな汗が止まらず、目の焦点をどう頑張っても合わせられない。多分極度の脱水症だったのだろう。凄まじい寒気を感じるのに噴き出る汗。英語はおろか日本語も話せない、ウィザウト言語状態だったのも覚えている。

そこから絵に描いたような千鳥足で3階の部屋まで行き(正直ここは全く覚えてない)、死んだように寝た。

次の朝、外からものすごい嘔吐の音と笑い声が聞こえて起床。多分誰かが無理して朝ごはんを食べようとして吐いたのだろう。その嘔吐音を聞いた数秒後に僕も気持ち悪くなってベットの横のゴミ箱に一発。嘔吐の共鳴なんてしたくない。

その後水を飲みにトイレに行って、そこでも一発。体の様子はまだおかしく、脱水症状といろんな疲れで歩くのがやっとだった。

僕はそこから午後の四時まで睡眠と嘔吐を繰り返し、17時あたりにやっとベットから起き上がれるようになった。

マジで飲んだ自慢はしたくないし、マジ辛い二日酔いだった自慢もしたくないけど、マジで飲んだし、マジで辛い二日酔いだった。

二日酔い治ったなって実感する時の感覚めっちゃ好き。



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