見出し画像

注射が嫌いな利用者

最近、とある利用者が配られたお知らせを隠したり、捨てることがたびたびある。

 
自宅ではふてくされる時にものを隠す傾向があったようだが、施設ではそのようなことがなかったため、隠し癖が出てきて驚いた。

また、連絡帳に保護者や職員が書いた箇所を一部ペンで消すようようになった。

 
今までの傾向を見てきて、どうやら医療関係や体調関係の箇所を消したり、それ関連のプリントを捨てていると気づいた。

特に注射が嫌なようだ。 

 
今まではお知らせプリントは連絡帳にはさんで利用者に渡していたが
内容によっては職員が保護者に直接渡すようにした。

 
先日、コロナワクチン接種日があった。
その利用者はしきりに腕に打つことを嫌がり、肘に打つようにこだわった。

「それは採血でしょ!」

保護者が怒った。

利用者は頑なに首を振り続けた。

 
人には様々な譲れないことがある。
特に利用者にとって注射は大きな恐怖であり、人によって様々な反応を見せる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?