【#転職体験記】新卒から半年間で退職、浮浪を経て、天職に出会った話

はじめに

今回はnoteの企画である、日経とのコラボハッシュタグ「#転職体験記」にちなんだものです。私も1年前に転職をしたホットな人間ですから、何かこから転職を考えられている方や今の仕事で苦しんでいる方に少しでも役立てる内容をお届けできたらと思い、投稿させていただくことにしました。
 チャプターとしては、
①新卒で金融機関への就職、そして退職へ
②3ヶ月間の浮浪生活、得たものと失ったもの
③天職に出会う話

になります。長くなったり、気力がなくなったら2部構成にするかもしれません。

今までの経歴

 私は数年前の3月に大学を卒業し、同4月に地元の金融機関へ就職しました。地元では名の通る、いわば「名士」といったところで、周りからはとても良い評価を得ていたと思います。
 しかしながら、半年程度で退職をし暫くは定住住居を持たない浮浪生活をしていました。
 その生活を3ヶ月程度送り、その後の転職活動により資材卸の中小企業へ転職をしました。そして現在まで、今の企業で時につらくも楽しく日々仕事に励んでいます。

①新卒で金融機関への就職、そして退職へ

 まず新卒で金融の企業に就職したきっかけですが、親や周囲からの勧めが大きかったです。やはり金融というと「安定」「信頼」といったポジティブなイメージが思い浮かびます。そのイメージを周りは持つからこそ金融の職を進めてきました。
 しかしながら同時に「ノルマ」「残業」といったネガティブなイメージが浮かぶのもまた事実。元々働きたいと思っていた職種ではなかったこともあり、私はこれらのネガティブなイメージが働く前から頭をよぎっていました。
 実際に働いてみると、どちらも顕著に感じました。社会的な地位は比較的高く、車のローンやクレジットカードの申し込みはほぼ通ります。そして周囲の方の評価も高く、社会生活が比較的容易に送ることができるように感じました。しかし、残業や数字に追われることも事実で、入ったばっかりの自分でも感じる点は非常に多かったです。また、業界ならではあると思いますが理不尽を感じる場面も多く、個人的にはミスマッチを感じることが多かったです。
 そのため、「自分の今後のキャリア形成のためにも、早く転職をするべきだ」と思い、逃げるように半年で退職をしました。
 自分としては「逃げた」と思っています。辛いことや理不尽を乗り越えて、支店長や部長、トップに登っていけるわけですが、それを目指すには自分にはとてもあっていない・辛いと感じてしまいましたので、逃げたわけです。が、この逃げが今生き生きと仕事をできていることにつながっているので、後悔どころかむしろ逃げることを選んだ自分を褒めてあげたいとすら思っています。
 転職とは多くの人にとって、いかにこの「逃げられた、買われた自分を褒めてあげる」ことができる機会にするかがポイントだと思います。

②3ヶ月間の浮浪生活、得たものと失ったもの

 それから3ヶ月間は自分を見つめ直す、といったら聞こえは良いですが旅に出ながら自分の今後の可能性を模索し続けていました。高校や大学の頃の旧友に会いに鳥取や千葉へ行ったり、北海道や福岡へ飛んでみたりと日常ではなかなか味わうことのできない景色を味わってみようと試みました。
 また、それと同時にYouTubeやWEBサイトでのコンテンツ配信に取り組んでいました。元々学生時代から表現力や文章力を鍛えるために緩く取り組んでいたのですが、もし生業にできるならと本腰を入れて取り組むことにしました。noteを始めたのもこの浮浪生活の中です。
 この浮浪生活の話をすると多くの人から「転職先を先に決めて辞めるのが普通」「その時間は無駄ではないか」そう言われることもありますが、旧友と会うことで自分も頑張らなければと刺激をもらったり、文を書くことで今の自分の考えを整理することができたので、この期間は絶対に無駄ではなかったと思います。特に旧友の今の話を聞くと、今の立ち位置やその人との違いを通して自分の目指すべき方向が見えることもあるので、個人的には一番積極的にしたいと思っていました。

③天職に出会う話

 そして2ヶ月を過ぎた頃、さすがにそろそろ仕事を探さないといけないと感じ始めていました。元々サボり癖があり、1人で文を書き続けるのは限界があると感じていました。YouTubeの動画も結局どれだけつくれたのか、誇れる本数ではなかったと記憶しています。そのため会社への転職を中心として考えることとなりました。
 マイナビや名大社、Re就活などの転職展に赴きました。基本線は営業で考えていたので、営業職として採用としてもらえる会社を探しました。業界大手の企業も多く参加されており、運送会社や家電量販店などの話を聞きましたがピンとくる企業は少なく、自分も心が折れかけていました。
 しかしながら、Re就活で訪れた企業に心を惹かれ、結局就職をすることになりました。就活イベントに来る企業としては少し異質な雰囲気で、若干不安もありましたが、結局はその異質な雰囲気は「安心感」だったのだと知ることができました。
 他の企業は採用イベント向けに若い社員を連れてきて、明るく聞こえの良い点をよく話すのですが、私の入社した企業はベテランクラスの社員ばかりがおり、また話を聞いても具体的でポジティブな話もマイナスな話も伝えてもらい、誠実だなと感じることができました。営業にもいろんな業種があり、業種や会社によって様々なことは承知ですが、具体的に会社のことを教えてもらえると働くイメージがつき、とても興味が湧いてきていました。

②につづく

#転職体験記


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