入院および手術
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緊張でずっと37度
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とびだせどうぶつの森をやる。頭の方が大きい雪だるまを作ってしまう。心の乱れ。
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長嶋有を初めて読む。とりあえず「猛スピードで母は」から。m市は室蘭、s市は白老?モデルありつつアルファベットにするのは技術。
扱われているテーマ?が刺さった感じはしなかったけれど、まんべんない、と思った。
このまんべんなさは、山階基「風にあたる」を読んだときにも感じた。
主人公や主体の脳内、動作、天気、土地、街、他者がまんべんなく描かれていると、世界は立ち上がる。まんべんなくない、ことも面白い。ただ、立ち上げにくいので、下手だと簡単につまらなくなる。
調子を聞かれて「昼間吐いた。」と思う、ところがすごいよかった。昼間吐いたら、昼間吐いたと真っ先に思うけど、その瞬間に消える(言わないから)、のがそうだよな、で面白かった。
うーん、まんべんない、は最低限の技術か?
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病院のセブンに蒙古タンメン置いていいんだー
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きれいな雪だるまを作れた。
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麻酔科医は麻酔科医のいでたち。
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眠くなるというより、体の末端から消えかけて落ちる、と表してみる。全身麻酔を。
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きもちわるいです
おうっえ、ううっえっ
いたいです
ねれないです
術後の夜に発した音として
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心電図のシールが剥がれ、怖いピピピが鳴る。「すみません、元気なんですけど」と同室の人にあやまる。
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わたし、この先の人生この身体で患うし老いるし死ぬんだなって。ちゃんと思った。
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術後2日目に、自販機でミルクティーを買ったよろこび。ガタンってあんなに嬉しい音
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図書コーナーに宇佐見りん「推し、燃ゆ」
いまさらだけど読む。推しはじめるところと居酒屋バイトで完全に脳がキャパオーバーしてるところよかった。酒ちょっと濃くしてよ、に対して差し障りないのは「いいですよー、でもあとで〇〇さん(上の人の名前)に言うけどいいですか〜笑」「それは勘弁してくれよ〜」とかなんだろうけど、主人公は濃度別の料金表を見せる。正しいのに、失敗と見なされる感じ。
これは、まんべんなくない文体。わたしわたしわたし推し推し推し。この話だから、この文体。納得。
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たくさんの薬受け取ったとなりのおばあさん
「数珠みたい…」
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川上弘美「このあたりの人たち」を読む。これすごい面白い。「このあたり」って言うわりに、かなり遠い掌編からはじまる。遠くからはじまると、それ以降のそれより近い物語がより近く感じる。ほんとはわりと遠くにあるのに一話目との比較で近く感じる。「このあたり」の場所を「わたし」牛耳られて、やられた〜という気持ち。
語り手の「わたし」がすっとぼけていて、不親切。
宇宙人や悪の教団、前にも後にも一回も出てこない。おっぱいが小さいままでは戦えないのか。因果から投げ出されるのがうれしい。置いてけぼりにされることを面白がっている。
凶暴な犬の話をしていたはずなのに、最後にその飼い主が演歌歌手になったという噂を教えてくれたりもする。それを伝えるべき情報として選んだ「わたし」の分からなさにどきどきする。
川上弘美さんまた読もう。
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千鳥を見かけすぎて、相席食堂のありがたみ忘れていた。ちゃんと笑ってしまい傷が痛み観るのを止める。
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同い年くらいの看護師さんが、堂々と働いているのかっこいい。この前、バイト先の同い年の社員にも同じこと思った。
そろそろ、彼女らの目をして「書く」に向き合えるようになりたい。
いや、もう少しとぼけた顔もしたい。
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奥村鼓太郎・橋爪志保ネットプリント「クレーンゲーム」の2号を院内セブンでプリントする。
小銭を入れてゲットする感じたしかにクレーンゲームだ。
橋爪さんの小説キレキレだったー。メガネ、汚れているところからきれいになる方が、物語っぽいけれど、そうじゃないよねー。お互いのこと見えないまんま、めっちゃ楽しいことするおしゃれさ、きらっきらで最高です、って橋爪さんに伝えたい。
喋っても喋っても分かんないのに、ぐちゃぐちゃになりながら、脳をまぜて、唾をとばして、耳をほじって、みたいなのもかわいいと私は思う。
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退院祝いの今橋愛
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卵巣の近くに嚢腫ができまして捻れると大変なので取ってもらいました。100歳までちゃきちゃき生きます。元気です。
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家帰ったら部屋に豆まかれてた。
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