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明治大学2-0早稲田大学

1試合目が早く終わったことにより、おそらく18時開始のヤクルトの試合は無事に観客の入場も含めてスムーズにできると思います。

かつては2試合ともに試合が長かったことがあった時は、大学野球の試合途中でヤクルトのチケットを持っている人が一部入場していたことがあったりすると、試合開始までには全員が入場できず、外に長蛇の列になるので、結構面倒なのです。
私も巻き込まれたことがあります。
しかし、神宮球場の特性上、学生が優先される球場なので致し方ない部分でもあります。
今日はそんなことはないと思います。

2試合目も注目選手がいるので、非常に楽しみでした。
早速試合の感想を書いていきます。

明治大学
先発の村田投手(春日部共栄)は9回を無失点完封勝利を収めました。
最速は142kほどでしたが、変化球、フォーシームともにコースがよく、ピンチの場面でもストライク先行できたことにより、打者が早打になっていた印象でした。
実際に93球での完封勝利でした。
まだ3年生であり、来年もあるので、引き続き注目していきたいと思います。

打線は4回の表、9回の表に1点ずつ加え、守備もファインプレーもあり、引き締まった試合をしてくれました。
4回は3番の宗山選手(広陵)が2ベースを打ち、4番の上田選手(愛産大三河)がランナーをい進め、5番の日置選手(日大三)が犠牲フライで先制
9回は日置選手のアクシデントから代打で急遽出場することになった中村選手(日大三)がピッチャー強襲のヒット、6番の山田選手(桐光学園)が送って、7番の蓑尾選手がタイムリーを打った場面は非常に痺れました。

明治大学は2010年にドラフトで阪神に指名された荒木選手から2021年の丸山選手まで12年連続で指名が続いています。
今年は村松選手(静岡)が選ばれなかった場合、記録が途絶えてしまうのです。
春季リーグは故障の影響で出場がほとんど来ませんでしたが、秋季リーグではしっかり成績を残せています。
後は、大卒、セカンドの左打ちの選手の需要があるかどうかです。
13年連続は村松選手にかかっています。

早稲田大学
先発の加藤投手(下妻一)は7回1失点と素晴らしい投球を見せていましたが、敗戦投手になりました。
最速は村田投手と変わらない142kほどですが、ストレートで空振りが取れていたり、変化球でも明治打線を翻弄していた印象でした。
村田投手、加藤投手共にテンポが良かったので、2時間ほどで試合が終わったのが、良かったのか、その後のヤクルト戦の試合まで時間があるので、非常に暇にさせたのか複雑な気持ちです。

大学野球においてはオーソドックスで勝てる投手ですが、プロ野球となると壁にぶつかるスタイルです。
オール4では1流選手になるのは難しく、何か一つ特徴がなければ、プロで長く活躍するのが難しい世界です。
加藤投手、村田投手共に3年生なので、来年どこまで成長するのか楽しみなのは変わりありません。

9回途中に登板した伊藤投手(仙台育英)は1失点の内容でした。
まだ1年生なので、修行中の身なのでこれからの伸び代に期待したいと思います。
最速148kなので、4年生では155kを目指してほしいです。
それだけの可能性を秘めている投手であることは間違いないです。

打線は注目の蛭間選手(浦和学院)が4タコでした。
「ドラフト1位?」と疑問が出る内容でした。
相手の2年生の宗山選手の方が積極的にバットが出ていた印象でした。
前の試合の立教大の山田選手同様に注目していましたが、少し残念な気持ちになりました。

何か早稲田打線が全体的にこぢんまりをしているといいますか、普通の攻撃をして、普通にチャンスで1本出なかった内容でしたが、不安な点が多く出た試合だと思いました。
気になったのは、8回の裏の攻撃で1アウト2塁で2番の中村選手(鳥栖)が強引に内角のボールを流し打ちして、3塁に進めた場面です。
確かに最悪ランナーを3塁に進めて、3番の中川選手(大阪桐蔭)にという場面ではありますが、消極的といいますか、選手個人が考えることなく、とりあえず3塁に進めたらOKみたいに見えたのです。
早稲田らしくない攻撃だなと思いました。
トーナメントならあり得る選択肢ですが、明日もあるリーグ戦ではもう少し、攻撃的な野球でも良いのではないかと思いました。
相手投手が良かっただけに何か策があってもと個人的には思いました。

今日は好カードでもあったので、2試合を通して、2得点しかあげられませんでしたが、私の中では「これぞ大学野球」と思いました。
最近現地に行くと3時間を過ぎる試合が多く、プロ野球と同じくらいの試合時間がかかっていました。
今日は、数年前の様な投手戦になっていたので、見応えがありました。
これが、投高打低なのかどうかは分かりませんが、大学野球は接戦の中でどうやって1点をもぎ取るのかという野球が一つの魅力でもあるので、今日は得点はなかったですが、1点を取るための戦略、投手の粘りを見ることができて良かったです。

また、ドラフト前には現地に行きたいと思います。

以上

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