「日本の医薬品は存在感が無い」について

1.医薬品の貿易赤字額
データソース|貿易統計by財務省
ファクト|2006年ごろから赤字額拡大。直近3年では2兆円超
考察|製造拠点の海外移転+創薬力の後退
なぜ移転?|安いから(人件費、税金)※想像

2.創薬力の後退
なぜそう言える?|世界売上TOP20の医薬品について
2000年=>日本企業による開発が3品目
2020年=>同1品目
※ここはやや弱いと感じた。間で4品目以上だったかも/総合的な売上だと負けていないのかも
なぜ後退?|低分子薬→バイオ創薬のゲームチェンジに乗り遅れた
低分子薬とは?|動植物が持つ化合物を化学的に改変
バイオ創薬とは?|病気の原因の分子に固く結びつく抗体医薬

3.巻き返しは容易ではない
なぜ?|高度な技術と資金が必要
資金額は?|日本企業の研究開発費、欧米より少ない
効率は?|5年分の研究開発費が次の5年の研究開発費とEBITDAをどれだけ増やしたか調査=>日本企業は世界上位20社中2社のみ

4.創薬力を高めるために
方法|企業再編による資金力強化+産学連携
どういうこと?|欧米、大学発ベンチャー先端的な研究結果をもとに企業→企業が買収→実用化。
日本では?|投資家が少なくできていない

5.感想
■なぜ、欧米トップ企業と日本企業とで効率の差がこんなにあるのか?
研究開発費が高ければ高いほど大きな成果を生み効率上がりやすいのだろうか?
■私が投資家だとして、日本の医薬品ベンチャーへ投資するには2つの課題を感じる。1つは専門性の高さ。先端的な研究結果がどれほどのすごさなのか、専門家であっても判断が難しい?もう1つは規制。日本は良くも悪くも慎重な国。新薬が承認されるまでのスピードが海外に比べ遅い(想像)


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