文章を書くきっかけの話

以前にエッセイを書かせていただいた話をした。(https://note.com/daigororz/n/nf1cd73976a43)

そして先日、完成した本が届いた。

写真撮るときに、表紙によせて入れ子構造っぽくしようと思ったけど良さ気な本が無かった

自分が書いた文章が、本になる。貴重な経験をさせていただいた、ますたやさん(https://note.com/masuta_ya)、ありがとうございます。
本に限らず自身がつくったものが世に出る、という経験はなかなかに得難いものだと思う。わたし自身がクリエイト系の仕事というわけでもないのでなおさらそういった感覚が強い、だから嬉しさもひとしおだ。

5/21(あ、もう明日だ)にある文学フリマ(https://twitter.com/3000wine_tami/status/1658613795248562176?s=20)でこちらが購入できるということなので、気になる方は是非足を運んでいただきたい、通販もある(「わたしとワイン」エッセイアンソロジー - 3000円ワインの民|ますたや - BOOTH)とのことなので是非ご購入お願いします。

もともとnoteはじめたのも文章書く練習ではじめた。いまだに上手になってるとは思えないのだけれど取り組むことに意味がある、ということなのだろうか。貴重な経験もさせていただき、また今後こういった機会があるなら是非参加していきたいと思う。もっと上手に文章を書けるようになっていきたいなぁ、そう思いながら外を見ると以前よりも少しだけ解像度というか、見方が変わってきたように思う。
あぁ、こういう比喩表現をするのか、とか、こんな風に伏線回収するんだ、とかの感動が前よりも大きい気がする。そしてそのような考えられた文章を定期的なスパンで書いている作家さんに対して、以前にはなかった尊敬の念を抱くようになった。いや以前から「作家さんってすごいなぁ」の感情は持っていたのだけれどより大きな、それこそ畏怖の念に近い感情に変わったように思う。

そのすごい作家先生たちの中でも、とりわけ話題に出したいのがやはり堀元先生だ。毎週毎週あれだけ面白く、そして読ませる文章を書けるものだ。そして文字数も毎回1万文字とか書いていて、質も量も充実している。
自分で書いているとどれだけたくさん書いても5、6000文字がせいぜいといったところ。今回書かせていただいたエッセイもボツ含めて3本書いたけどすべて3000文字に届かないものだった。内容の膨らませ方とかがまだまだ弱いのだろうか、結論まで急ぎすぎているのだろうか、文字数が多ければ良いというものでもないのだろうが、量質共にまだ小学生の作文レベルでしかないということなのだろう。

もう6年以上前だったと思う、インターネットではじめて堀元先生の活動をみたときは「おもしろい人がいるものだ」と思った。そこからずっと先生のサイトを見続けてどんどんハマっていった。ハマっている相手がいろんなことをしてどんどん成長していく姿は見ていて面白いもので、なんだか自分まで成長していく気がした(それはただの幻想だったけど)

当時は所属していた会社で人間関係が結構ギクシャクしていて毎日イヤだなぁと思いながら仕事をしていた。あまり社会に馴染めるタイプではなかった(今でもだけど)のでやりたい仕事と会社の方針が合わずずっと反発していた、現場を理解していない、理想論しか言わない上司からの小言が嫌で嫌で仕方なかった。そんなときにELTがエロい歌うたってるだの性格悪い人限定飲み会だのを見て活力をもらっていた。何を言っているのかわからねーと思うが、そのときのわたしはそれが活力だったのだから仕方ない。毎日、繰り返して堀元先生のサイトを読んでいた。あの頃のPVのうち500くらいはわたしがひとりでカウントしていたようにも思う(ちょっと過言)

いくつか堀元先生の発言に結構な影響(?)というかヤル気をもらったものがある。
あげだすとキリがないけど最近のものだと、三上章回の後半で言っていた「何歳からでも学びはできる」だ。複数のタスクがいつまでたっても無くならない仕事、家で落ち着く時間は取れない子育て、そういったことを言い訳にして自身の学びを疎かにしていたのではないか、と聞いてからほぼ毎日この言葉を頭の中でリフレインしている。満足な勉強をしているかと言われればそこまでではないけど。今回エッセイを書くことになったのも、真似事でもいいから年齢気にせずまずやってみようと思ったから。

言ってもできることできないことあるので自分の許容範囲内でしかできないけど、できる限り年齢を言い訳にしてやらない、ということは避けていきたいと思う。
あわせて、年初に始めて以来サボってるPodcastもぼちぼち頑張ろうと思います。

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