2020年初夏のモノクローム

画像1 コロナ禍の中において色付きの写真が気分に合わなかったからモノクロで写真を撮ってみたら、この感覚が麻痺して形が見える感じが凄く今のフィーリングに合った。人がいないアメ横は青っぽいモノクロで寂しい気持ちごと撮りたい
画像2 アメ横の近くにある金物屋。今までの歴史と金物の冷たい光はモノクロでこそ映えるような気がした。
画像3 これは昨年末に行った日光の森。マイケル・ケンナの写真集で霞をモノクロで撮影した写真が以上にかっこよかったので、自分でもやってみた。Summarit50mm f1.5で撮影。Summaritっぽいぼんやりした感じがすごく好き。モノクロは物の形に意識が集中するのか霞が実態を持っているような感じになるのが面白い
画像4 これも日光。レンズはLUMIX S PRO 70-200。これも霞をもっと実体化させたかったけど、森のほうがうまく行ったかな。多分霞じゃないもののぼんやり感が足りない気がする。ぼんやり感のバランスが大事。
画像5 これも霞シリーズ。都市の霞。気象庁前(霞が関付近)で素晴らしく輪郭のはっきりした雲が出ていたので撮影。気象庁のハイテク五重塔の突き刺さりそうな感じと雲のぽんやり感のコントラストも好き
画像6 秋葉原駅前。夕暮れの影の長さと人のまばらさで祝祭を喪失した2020年の時代感を表したい。それにしても僕らの祝祭はどこにいくのか
画像7 2週間ぶりに外にでたときに撮った電柱。電柱表面の艶と夜の暗さのコントラストが渋くて好き。
画像8 何気なく放置してある箒。箒の毛先のフサフサ感がモノクロだとより強調されて楽しい。こういう曖昧なものを強化できるのは目の解像度が上がった感じがして楽しい。
画像9 葛西臨海公園から晴海のタワマン群を撮影。これもマイケル・ケンナインスパイア。NDフィルターを付けて波面をさーっとさせるとより荒廃した感じが出て素敵だったと思いつつ、NDフィルターを持っていないので諦め。
画像10 葛西臨海公園の観覧車。止まっている。構造がきれいだなぁとおもって撮影。鉄骨と雲と丸はすごく好み。
画像11 葛西臨海公園の水上の小屋。ソーシャルディスタンスの極みだなぁ、と思ってすごく孤独な構図で撮ってみた。早く自宅軟禁刑を抜け出したい。
画像12 こいつはどんな世界でいきていくんだろうか、などと思いつつ。

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