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ドーザ・ウィウ 第7話
吹き飛ばしたのが、ザバルナの塔の主、ザイラ・
ラーだったとは・・・!
それにしても崩壊した塔でよく生きてたなぁ。
まぁ、地平の彼方まで飛ばしてやったから
しばらくは戻って来れまい。
塔のがれきを魔法で全部どかすと、ザイラ・
ラーが貯めていた財宝がたくさん見つかった。
まぁ、盗賊の財宝なんで、元は別の人の物
なんだろうけど。
僕は次元魔法「パネル」を唱えた。
目の前の空中に黒い渦が出現し、渦が
ドーザ・ウィウ 第6話
15人の盗賊たちに、ザバルナの塔の1階で取り囲まれた
僕たち3人。
由美ちゃんは心なしか青ざめてるな。
んで、問題の健は・・・涼しい顔してるよ・・・
すごいな・・・一番実力がない奴が、一番落ち着いてる。
俺でさえ、余裕とはいえ、多少は緊張しているのに!
詠唱破棄は魔法力使うから、詠唱しちゃおう。
「ザー・マイルダ・タフォーチ・・・エクステラ・
ドラヴァイヴァ・リナルテック・・・」
よしっ! と
ドーザ・ウィウ 第5話
僕たち3人は、スタークスの東のザバルナの塔の
1階にいた。
今、ザイラ・ラーの手下の盗賊たちにまわりを取り
囲まれている。
スタークスの町を出て、ザバルナの塔に着くまでに
1日掛かったけど、まぁ、ここまで来るのに大変
だったというか、武器野健がまったく役に立たない。
どんな怪物や動物が出ても、
「面白い!俺が相手をしてやる!」って、突っ込んで
いっては、相手の攻撃をくらって、その間に由美ちゃ
ドーザ・ウィウ 第4話
由美ちゃんと健と一緒に町を歩いたが何も進展がなかった。そりゃそうだ。
彼女らが捜しているのは僕なんだから。
しかも鈍感なんだか、全然、僕がその魔法使いだってことに
気づかない。
いや、それよりも困ったことは、お金がないとかで、お昼ご飯も
ごちそうして、夜も宿屋の手配を行って、宿代まで出すことになった。
このままでは、仲間を4人にする前に、自分のお金がなくなってしまう。
そこで考えたの
ドーザ・ウィウ 第3話
なんだ、この二人、僕を探してんのかぁ。
見たところ・・・
男のほうはてんでダメそう。多分、気合だけで吹っ飛んでしまいそうだ。
女の子のほうはちょっと強そうだな。とはいっても全然僕の相手にも
ならないけど。
「僕の名前はドーザ・ウィウ。種族はエルフで長い間魔法使いやってる。」
男「俺の名前は武器野健だ。」
女「私は武器野由美。あなた、悪い魔導士のこと知らない?」
あらら・・・名前を言
武器野 由美 第1話
私の名前は武器野由美(ぶきのゆみ)。
私には両親はいないけど、おじいちゃん、おばあちゃん、
それに双子の弟、健(けん)がいる。
おじいちゃんたちに聞いた話では、
何でも私たち姉弟は空から降ってきたらしい。
いつも冗談ばかり言うおじいちゃんたちだから
どこまで本当かはわからないけど。。。
おじいちゃんが農作物を町に売りに行ったときに、
「都スタークスでは数日前から悪い魔導士が現れ、
ドーザ・ウィウ 第2話
スタークスの町に来て3日経った。
相も変わらず、僕には仲間が出来ない。
「魔物を引き寄せる呪い」のせいだということは百も承知だけど、
ここまで誰も寄り付かないとさすがにへこむなぁ。
大きな町だし、冒険者がたくさん集まるから一人ぐらいは
仲間が出来ると思ってるんだけどね。
今日は、町の入り口で新しく町に来る冒険者に
片っ端から声を掛けてみたけど、僕が名乗った途端に
さっさと逃げてしま
ドーザ・ウィウ 第1話
今日も一緒に旅をしてくれる仲間はいなかった。
スタークスほどの町の規模でのギルドに行けば
たくさんの冒険者たちとも会えると思ってたのにな。
あ、僕の名前はドーザ・ウィウ。
火を操るのを得意としている大魔法使い。
火だけ得意じゃなくて、水の魔法、風の魔法など
たくさんの魔法を使いこなせる。まさに大魔法使い。
他の魔法使いに比べれば、僕は冒険には
うってつけの仲間だと思うのだが、
僕が名前を名