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療法士は供給過剰になるのか?

僕が、理学療法士になったのは2007年で27才の時。
2002年〜2003年に、養成校に入ろうと考えていた。
その時からすでに、療法士供給過剰論を唱える人がいた。

当時の僕には、将来のことなんか良く分からなかったが、理学療法士になって良かったと心底思う。

履歴書すら書き損じがあった僕を採用してくれた、当時の上司のおかげで、
本当に運良く病院のリハ助手と言う職業にありつけた。

そのおかげで、本当になりたいと思える職業に出会えた。
そして、3年勤め、再び学生になった。

2007年に学校を卒業し、理学療法士になった。

気づけば、それから12年がたった。

それから、療法士の供給はどうなったのだろうか?

今年の春に、こんな記事が出た。

理学療法士、作業療法士は既に現時点において、需要に対して供給数が上回っており、2040年には需要に対して供給数が1.5倍になる。

要は、多すぎるという報告である。

日本は、世界一の超高齢社会であり、最大の需要である高齢者がなくなれば、供給が増え、余っていくのは、まあ当たり前だと思う。

しかし、あくまで保険制度内での仕事として考えた話である。

では、理学療法士や作業療法士は、保険の外では仕事が出来ないのだろうかというと、全くそんなことはなく、むしろ活躍できる領域は増えている。

すでに始まっているが、これからますます新たな領域で活躍する療法士は増えていく。

その時に、

「どうやって価値を作ろう」
「市場を探そうしよう」
「競合を分析しよう」
「ニーズ調査をしよう」

と考えるけど、一旦立ち止まってほしい。
それよりももっと大切なのは、自分の根っこだから。

そこさえ定まれば、あとは何とでもなると思う。

だから、「焦っている人」や、「誰かのために」が強い人は、まずこれを読んで欲しい。

2040年どんな世の中になっているかなんて、僕には分からない。
でも、療法士が活躍できる仕事は、沢山生まれていく確信はある。
もっともっと、様々な業種と融合していくのは間違い無いと思う。

例えば、僕が行なっているのは、

(療法士)×(自立支援)→卒業”も”できるデイサービス
(療法士)×(ダイバーシティー+働き方)→仕事と介護の両立支援事業
(療法士)×(主体的な健康学習+活動の仕組み作り)→コミュニティーヘルス事業

これらは、全て「わたし」の中から生まれてきたもの。
そして、まだまだアイデアは沢山ある。

そして、いろんな方が一歩一歩進んでいる。
上手くいくかどうかなんて分からないけど、チャレンジは面白い。

あの、アントニオ猪木も言っています(笑)
この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。
迷わず行けよ。
行けばわかるさ。

と言いつつ、迷わないということはないと思いますが・・・

というわけで、なんとなく療法士を続けている人以外は、そんなに問題では無いと思っています。

そして、ちゃんと「自分の根っこ」がある人は、全く問題無いと思います。
根っこさえしっかりしてれば、方法や手段はいかようにでも変われるので。

[vol.2] 沿岸部の超高齢化を乗り切る健康コミュニティづくりへの挑戦

一緒に、東北から日本の未来を作っていきましょう。

そして、介護に関わる人の笑顔と安心を広げていきましょう。


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