秋”かっぱがれ”義紀

元「近代麻雀オリジナル」編集・編集部在籍当時「麻雀最強戦」担当。現在の麻雀界やMリーグ…

秋”かっぱがれ”義紀

元「近代麻雀オリジナル」編集・編集部在籍当時「麻雀最強戦」担当。現在の麻雀界やMリーグについての考察や問題点について、過去の経験や偏見も交えつつ、ちょっとマジメに語っていきます。クズな博打ブログはこちらで→ http://daiginga.blog69.fc2.com/

最近の記事

「タクシー 30円」があぶり出す麻雀プロ団体の危ういコンプライアンス意識

日本プロ麻雀協会に所属している麻雀プロ・安斎瞬選手のあるツイートが炎上し、当人は謝罪をしたものの、Yahoo!ニュースでも取り上げられるなど波紋は広がっています。 下記が問題となったツイート。 わかりづらいと思いますので、改めて説明します。 安斎プロが遠距離でタクシーを利用→支払いの際に運転手さんから名刺を渡されてセールスをされる→タクシー料金は12,030円→「細かいのがないんです」と安斎プロが15,000円を渡す→お釣りに正規料金の通り2,970円を返される この

    • メディアに「若手プロを売り出す」と言われても当人たちには迷惑なのかもしれないけれど

      いやぁ…すぐに書き上げようと思ったら、まさかこのタイミングでコロナにかかるとはw ブログにも書きましたが、幸い軽症で今のところ後遺症もなく本当にラッキーでした。どこに感染者がいるかもわからない時代ですが、皆さんくれぐれもご自愛ください…。 MONDO21が起こしたムーヴメント「メディアが若手プロをどうやって売り出してきたか?」の続き。前回は「竹書房新人王戦」について触れました。若手プロを売り出す以前に、そもそも麻雀プロ自体を取り上げるメディア自体が当時はほとんどありません

      • 竹書房が若手麻雀プロを売り出そうとしていた大会が昔にもありました

        またまた(このnoteでは)お久しぶりです。 最近、近代麻雀noteに書いた黒木真生プロの記事が業界内で話題になっているようです。 まあ、最初の記事はいいとしても、2番目の記事はわざわざ書かなくてもいい単なる“挑発”であり、はっきり言って下品。自分的には「なんでこんなことをわざわざ書くのか、さっぱり意味が分からん」という感じ。 炎上期待? だからそれが下品ということに…まあ、それはおいといて(笑)。 ここでは麻雀プロの自己プロデュースの是非には触れず、「メディアが若手

        • 「プライド」を懸けて勝負しているから、プロの麻雀は面白い

          えーと、noteでは大変ごぶさたしております。 実は昨年末から、Mリーグのライブビューイングを見ていて感じた、「麻雀ライブイベントの可能性」について記事を書いていました。 しかし、なかなか納得のいく出来にならず、ボヤボヤしてるうちに新型コロナウイルスの感染拡大が発生して、Mリーグの開催自体が中止。記事も完全に公開のタイミングを逸してしまいまして……。 麻雀界のことについて書こうと思ってもネガティヴな話も多く、なかなかこのnoteも更新できませんでしたが、そこに後輩の金ポ

        「タクシー 30円」があぶり出す麻雀プロ団体の危ういコンプライアンス意識

          麻雀の「負のイメージ」って、ギャンブルから切り離すだけじゃいけないのかもしれない

          一連の話からちょっと思い出したことがありまして。しばらくはMリーグの話から離れると思うので、安心して(?)お読みください。 麻雀は「くじ引き」!?編集時代、警視庁に行ったことがあります。 ちょっと高レート麻雀でお縄に……なんてわけじゃまったくなくて(笑)、当時担当していた麻雀最強戦の概要説明みたいなもんだったんですが。 その際、「射幸心」という法律用語について、警視庁の係の人からこんな話をされました。 「例えば、ゴルフやボーリングなんかは、そのまま実力が反映されるから

          麻雀の「負のイメージ」って、ギャンブルから切り離すだけじゃいけないのかもしれない

          「Mリーグの理念」から見た「ラオウポーズ」の是非

          前回の記事、案の定「炎上」しているみたいで。まあ、今までのこの業界にいる「炎上先輩」からすれば、まだ序の口なんでしょうが(笑)。 「挑発行為」ではなくて「パフォーマンス」?Twitterで見る限り、ほぼ想像通りの反応が返ってきました。しかし、反対論の多くを見ると、やれ「古い考え方だ」とか「文句を言うな」とか……。他のスポーツでも、記者や元アスリートが問題点を提示することは普通のことなのに、Mリーグについてだけ「黙れ」と仰る方々のメンタリティが不思議です。…って、それこそ意識

          「Mリーグの理念」から見た「ラオウポーズ」の是非

          悪ふざけを“パフォーマンス”と誤認するMリーグの問題点とは

          「熱狂を外へ」二年目を迎えたMリーグの本気昨年、サイバーエージェントの藤田晋社長がチェアマンとなって発足した、企業スポンサーによる麻雀界史上最大規模のチームリーグ戦「Mリーグ」。二年目の今年は、開幕時に藤田チェアマンが話した「熱狂を外へ」というスローガンのもと、ファンサービスも重視した施策が取られているようです。ダイジェスト番組「熱闘!Mリーグ」の地上波放送開始、チームごとでのライブビューイングといったファンイベントの増加、一部ゲームの土日開催(既存団体のリーグ戦もあり、土日

          悪ふざけを“パフォーマンス”と誤認するMリーグの問題点とは