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「真っ黒」!!!白梅学園の実態

※写真は白梅学園大学ホームページ(https://daigaku.shiraume.ac.jp/info/events/2021/0401-007966.php)より

 

過密!!!白梅学園の入学式

 上の写真は2021年4月1日に挙行(強行)された白梅学園大学・大学院・短大入学式の時のものです。
あなたはこの写真を見てどのような感想を抱きましたか?

 「ちょっと密すぎでは?」
「2019年の写真じゃないの?」

 そのように思われたあなた、大正解です。
白梅学園の体育館は一般的な体育館より狭く、バレーボールコートが2面取れないくらいです(約28m×23m)。
そのような狭い体育館に、新入生352名+専任教員・常勤職員約50名の計400名程を詰め込み、過密入学式が強行されたのです。
これでは、前後左右に十分な間隔が取れるはずがありません。
「保育の白梅」を自称し、「ヒューマニズム(人間尊重)」を標榜する白梅学園のコロナ対策は、一体どうなっているのでしょうか? 

杜撰!!!白梅学園のコロナ対策

日本中、いや世界中が未知のウィルスとの戦いを強いられる中、2021年度の白梅学園は、原則として対面で授業が実施されました。

「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」が政府から発出された際には、学期中の一部の曜日がオンライン授業とされたものの、オンライン授業が中心となることは無く、必ず対面授業日が設定されました。

そこまでして対面授業を行うからには、学園内では万全の感染対策が行われていたのでしょうか?
実際に授業を担当する教員の話から、以下のような白梅学園の杜撰なコロナ対策の実態が明らかになりました。

 3月の教員説明会で、判断の根拠や具体的な対策についての説明も無く、ただ『対面授業をやります』と宣言され、質疑応答も受け付けられませんでした。
後日通知された感染対策はA4資料1枚で、

『ソーシャルディスタンスの確保』
『講義室内の換気』
『昼食場所の指定』
『マスクの着用、手指消毒など』

等と書いてありましたが、事実上、感染対策を個々に丸投げする形でした。教室にCO2測定器が設置されていないばかりか、他大学では当たり前に行われている入構時の検温すらありません。 
そのためか、感染対策に対する意識が低い学園構成員も多く、

『授業内外でソーシャルディスタンスを守らない』
『約200名収容の教室に140名ほどの学生を詰め込み、しかも窓を全部閉めて授業を行っている』
『自宅で検温せず、発熱があるにもかかわらず出席してくる学生がいる』
『講師室で長時間近距離で会話する教職員がいる』
『正門の守衛所の警備員が学外者向けの記入書類を扱う際、マスクを外し指に唾をつけてページをめくっていた』

など、学園から通知された緩い対策すら守られていない酷い実態を目撃しました」

 強制!!!対面授業

 では、前代未聞のコロナ禍のもと、学生は対面授業を望んでいたのでしょうか?

 白梅学園が2020年9月に行った学生アンケート(https://daigaku.shiraume.ac.jp/guide/2020/2020-1/index.php#007510)によると、「あなたが好きな授業形態は何ですか?」という質問に対して「全面オンライン授業」が26.5%、「併用」が44.4%で、「全面対面授業」は29.1%と全体の3割にも達しませんでした。

 満員電車での通学も含め、対面授業に起因する感染への不安を抱く学生も当然います。
こうした学生への対応として、白梅学園では「欠席届」を提出することによって「感染不安による欠席」が学期中に認められるようになりましたが、この制度は大変利用しづらいとの声が学生から上がりました。

白梅学園には公欠制度が存在せず、「感染不安による欠席」が理由でも「全授業の2/3以上の出席(15回の授業なら10回以上出席)」を満たさない場合、単位取得には補習が必要となります。

逆に1/3以内の欠席に関しては、授業内容のフォローを受けられるかどうかは教員の裁量になるため、「授業を受けたいが、根本的な感染対策として外出は控えたい」という真面目な学生ほど、損をする恐れから「欠席届」を利用しづらいのです。

 また、欠席する授業毎に毎回届出をしなければならず、申請の手間も掛かります。学園の申請主義によって「感染不安による欠席」に対する水際作戦が行われ、対面授業の事実上の強制が行われていたのです。

  大学生活初日から過密入学式を経験させられ、申請主義+水際作戦によって対面授業が事実上強制されたことによって、「命や健康よりも対面授業が大事」と経験的に学習させられ、感染不安を訴える者をマイノリティ化し、感染対策を軽視する風潮が学園内にまん延してしまったのではないでしょうか。

 一方、「通学や対面授業で感染したり家族に感染させてしまう不安がある」と学園や教員に対して対策を求める学生も少なくなかったのですが、実効性のある対策は行われませんでした。教員に不安を訴え要望を出した学生の一人は、前期(4~9月)終了を待たずに退学してしまいました。

 ちなみに、白梅学園は学生・教職員のコロナウィルス感染者数を発表していません。
親にテストの点数を隠す子どもがいた場合、良い点数だったと思いますか?隠すのは、大抵悪い点数の時です。
発表できないような結果が出ていると疑わざるを得ません。

不当!!!非常勤講師の雇止め

  以上のような学園の実態を憂い、改善を求めた教員が雇止めに遭うという事件も発生しました。

 東京公務公共一般・首都圏大学非常勤講師組合のA組合員は、2016年から白梅学園大学の非常勤講師として授業を担当してきました(授業は前期のみで、2017年は担当せず)。3回以上の契約更新を経ており期待権が発生しています。

 対面授業実施の方針に関する充分な説明が無い上、ホームページに過密入学式の写真を堂々と掲載する学園の姿勢に強い不安と疑問を抱いたA組合員は、4月上旬から学園に対して再三、説明を求めましたが、学園からの返答は「学園の方針なので対面授業をお願いします」の一点張りでした。

 一方、A組合員のもとには学園の感染対策改善を求める学生からの要望が届いていました。

 A組合員は学園が求める対面授業を実施しながら、学生からの要望にも可能な限り応じ、ほぼ毎回の授業を録画し共有することで、対面授業を受けられない学生へのフォローを行い、半数以上の学生がそれを活用しました。表面的にはどうあれ、本音の部分では強い感染不安を抱く学生が多かったのでしょう。

  月日は流れ、12月になっても2022年度の科目担当依頼が届かないどころか、学園から何の連絡もないことを不審に思ったA組合員は、12月4日に学園に問い合わせたところ、「来年度の授業をお願いしないことになりました」との返信が12月10日に届き、9月15日付での雇止めがその時初めてA組合員に対して通知されました。

  A組合員は直ぐに組合に相談し、学園に対して団体交渉を申し入れたところ、1月25日になって学園から雇止め理由証明書が発行されました。

学園は、雇止め理由を①対面授業日にもオンライン授業を行っていたため②授業評価アンケートで複数の学生から否定的な意見が寄せられたため、としていますが、どちらも合理的な雇止め理由ではありません。

  ①については事実誤認で、A組合員は対面授業をボイコットした事実はありません。学園が主張する「オンライン授業」も、A組合員の行為は「授業資料の共有」でしかなく、資料の形式が動画であったに過ぎません。授業のレジュメを添付ファイルで共有することと、本質的には何の違いもない行為です。

  ②についても、アンケートの記述には事実誤認や誇張表現が見られました。また、匿名のアンケートであることから記述内容の事実確認ができず、雇止めの根拠として用いることは不適当です。そもそも授業評価アンケートは授業内容の改善を目的として学生から協力を得て行っているもので、人事評価(要するにクビ切り)に使用することは目的外使用にあたります。

 以上のように、学園が主張する雇止め理由は全く不合理なものであり、当組合は白梅学園に対しA組合員の雇止め撤回を断固要求します。

 また、学園は、A組合員の雇止めを9月9日の教授会で決定したと回答しました。ではなぜ、決定後すぐにA組合員に通知しなかったのでしょうか? 

3カ月もの間通知を怠ったことにより、A組合員が他の職場を探す等の選択肢を学園が狭めたわけです。

 学園から雇止めにあった他の組合員は、「非常勤講師は5年で回していく」との発言を学園の専任教員から聞いています。

「ヒューマニズム(人間尊重)」を騙りながら構成員の命や健康を軽視し、人間を使い捨て、転職の機会さえ奪う「真っ黒」な学園に、教育・保育・福祉に携わる資格が果たしてあるのでしょうか?

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