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語呂合わせは危険な誘惑 公認心理師を目指す方へ⑤


公認心理師受験(第2回受験、合格)の体験記を綴っています。
今回は、実際に自分が勉強したことについて。

臨床心理士は違うかもしれませんが、現任者の場合、どうしても知識に偏りがあると思います。僕もそうで、心理検査は普段自分が使ういくつか以外は、よく分かっていませんでした。過去問からも、テキストからも重要なポイントなのは明らか。ここはしっかり覚えないと、と勉強しました。

その勉強方法は、シンプル。テキストを読んで、ノートに書く。読んで、書く。読んで、書く。ひたすら繰り返しました。アナログで、レトロで、根性論なやり方。語呂合わせや法則にも一切頼らず。
後々振り返ると、これが良かったです。誰が作ったもので、どんな目的で、何を測定するのか、検査はどのような方式か、設問数は、など、愚直に書き続けたので、試験本番ではきちんと分かったし、問題読みながら「この検査を使うケースだな」など頭に浮かぶ程度にはなっていました。また、繰り返すことで、オリジナルの語呂や法則を作ることが出来ていたのも良かったです。自分で作った法則は、最強ですし、どんな角度から出題されても対応する力が養えたと思います。

語呂合わせや法則を教わるのは効率的に見えますが、覚えた通りにしか対応できないし、「分かった気」にはなっても、しっかりと理解の定着には至らないリスクがあります。限られた時間で効率的に学習する方が絶対いいですが、ココは!という重要ポイントには、時間と労力を惜しみなく注ぐ方が当日強いと思います。

指の記憶は馬鹿にならない。
語呂合わせなどに頼るのは、試験間近になってからでも遅くないでしょう。

読んでくださりありがとうございました。
また次回もお楽しみに。

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