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発達・小児神経外来 通院記録 8回目 : 先生、子育てに必要な着眼点って何ですか?


先日、4カ月ぶりに受診してきました。
我が家は、息子の代診という形で私が3-4カ月おきに精神科の先生に発達特性のある長男の成長を診てもらっています。


息子は小学校に入学してからのこの一年、気づけば成長が落ち着いてきて、同じものを共有して楽しみを見出せるようになってきました。おしゃべりも少しずつラリーが続くようになり、さらに「おもしろかった」「たのしかった」など、一言二言ですが、言葉での感情共有もできるようなりました。


で、今年度のハイライトが、
藤井風のライブに親子参戦したことです。
今年1月に行ってきました。


ライブ終演後には「ふじいかぜのらいぶ たのしかった」なんて言ってくれ、数年前からこれを目標に子育てをしてきたといっても過言ではないぐらいの大大大イベントだったため、この上ない喜びでした。いま思い出しても、最高な思い出です。


受診時、先生にはそのことを伝え、一緒に喜びを分かち合い、再び息子の成長を噛みしめてきました。
(一年前の息子ならありえない出来事)


そして、いくつか他に気になる点を話し、
最後に、
「賢い親は子どものどこを見ているか?」
子育てに必要な着眼点について今回聞いてきました。
最近、生活面と学習面ともに安定してきたものの、これでいいのか不安だったので。


私の質問後、先生は少し考え、
「視線を下げて、本人の視線から見ることじゃないかな」
「あと、困っていることを取り除いてあげること」だと。


息子の視線……。
その話からぐるぐると考え、『息子から見た景色を意識しつつ、お互いが笑顔でいられる環境づくり』というところに着地しました。


次の受診までの3-4カ月、ここを意識していきたいと思います。



読んでくださり、ありがとうございました。




【 追 記 】

これを書いた当日、就寝前の息子が癇癪でパニックになってしまいました。

疲れて集中力が途切れた状態の息子に気づかず、私が正義感を振りかざして家のルールを強要したことが大きな原因でした。
私から見たら「いつもやっているからできるだろう」と思える事柄でしたが、疲れた彼にとっては難易度が高く、普段も、前向きに取り組めないところを頑張って私の指示に従っていたようです。
また、「ここまでならできるだろう」という基準を私が勝手に彼に対して設けており、その基準から息子の言動を無意識にジャッジしていたことに気づきました。急激にできることが増えたことでそれが当然のようになり、いつの間にかハードルが高くなっていたのだと思います。

日頃息子からの景色について考えているつもりでいましたが、息子の視点に意識を集中させたことで、より深掘りできました。


(2023/3/18)

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