コンテナハウスを使って、イノシシやシカの食肉処理場&食肉製品製造所を作る話Vol.2
建物はコンテナハウスで行こうと決めてから、肝心な中身をどうするか。
必要な設備、配置を考えるには「お肉作りたいなぁ」だけではもちろん不十分です。
営業許可を取得する上で、保健所が確認するのは、手洗い設備などもありますが、『作りたい製品に対して、必要な設備が揃っているか』であったり、『作業動線上、交雑汚染が起きないか」という部分です。(これまでの保健所とのやりとりで感じたことです)
なので、今回もまず、『製品として何を作るか』というところから考え始めました。
まず、作ろうと思ったのは
(1)ブロック肉
(2)スライス肉
(3)ひき肉
(4)味付け肉
(5)ソーセージ
(6)ベーコン
(7)肉まん
(8)ジャーキー
(9)サラミ
などです。
やりながら増えるかもしれないですが、ひとまず今想定しているものです。
(1)から(4)は完成品が未加熱のものであり、お客様の手にわたってから加熱をするので、分類としては食肉処理業の範疇になります。
(5)から(9)までは、施設で加熱を完了させていて、お客様の手に渡ってから、美味しくいただくために加熱をしてもらうので、食肉製品製造業としての製造になります。
このように、何を作るかで必要な営業許可が変わってきます。
今回はこれらの製品を作れるように図面を考えました。
当初案がこちら。
結局変更が続き、完成したものとはかなり変わりましたが、
この図面をもとに、保健所や設計士さん、工務店さんと話を進めました。
ここからの道のりがめちゃくちゃ大変だった・・・