中間層のいなくなる世界 #69

最近、アメリカの闇について調べるのにハマっているキャルロです。アメリカって超大国なイメージがありますが、結構エグい世の中で調べてみると恐ろしいです。

まずなんと言っても薬物です。オピオイド系と呼ばれるやばい薬物を痛み止め感覚でホイホイ医者が処方したりするもんだから中毒になってしまう人がたくさんいるようです。なんと2020年にはアメリカで約7万人の人がオピオイドの過剰摂取で亡くなっているそうです。他にもアルコールだったり自◯など亡くなったりしている人が増えており、絶望死と呼ばれています。特に学歴の低い白人中年層の人が絶望死してしまうケースが増えており、1992年から比べて2017年にかけて3倍になっているようです。

日本も一億総中流と呼ばれていましたが、中流と呼ばれていた層が段々と下層へと転落していっています。特に顕著なのは男性の未婚率の上昇で、
50歳の時に結婚したことない男性は1985年では4.3%だったのが2015年には23.4%と6倍近く増えています。仕事頑張って結婚して郊外にマイホームを建てて子供を育てるなんてことができるのは勝ち組だけという世界に近づいているといえます。段々と日本もアメリカのような格差社会へ近づいてきているとも言えます。

ベノワ・マンデルブロという数学者・経済学者は世界の基本的な仕組みはロングテールだということを明らかにしました。パレートの法則だとか78:22の法則だとか呼ばれるものも同じ現象を指していて上位20%が富の80%を独占しているような状態です。少数のものが資源を独占するのが自然界の法則なのだとしたら、中間層が没落していくのも当然です。世界とは大量の80%と下級国民を20%の上級国民が支配するのが自然な状態なのです。身長や知能指数などは制約のあるものは正規分布と呼ばれる最近付近にほとんどの人が集まる世界ですがそれは制約がある場合で、制約がなるなると世界はロングテールに近づいていきます。グローバル化やインターネットの普及などで次々と制約がなくなる世界では中流層が壊滅するのは当然なのです。

かなり絶望的な現実ですね。かく言う私も別に金持ちでもエリートでもないので没落していく中流の中の一人です。没落してしまっても幸せになる方法がないか探っていくのが今後のテーマです。

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