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第五十八話 執着〜そして依存へ

おはようございまワイパー
33歳男性です。



依存症について


昨日は西新宿の殺人事件について

女の金への執着
男の女への執着

を書いたので今日はその延長上で依存症について書きたい。


定期的に書いてはいるが、自分自身、依存症について考え論じることは自分への戒め、そして治療にも通ずるから書くのだ。
(書きたいのだ。)


そして誰か依存症に苦しむ人の目に留まり、自分のギャンブルがやめれない衝動は病気であるということを自覚してもらいたい。
(そして医療につながってほしい。)


自分が依存症で借金をしていたり、誰かに嘘をついていたりしたら
それは家族や友人、知人を苦しめたり裏切っていることになる。
そして何よりも自分自身を余計に地獄へ落としていってるだけということに気づいてあげてほしいのだ。


執着ーそして依存


依存症という話はなかなかピックアップされにくい話題だ。

アル中(アルコール依存症)
ギャン中(ギャンブル依存症)
等々身近に言葉として溢れてはいるが
なかなか病気としての実態の世間への認知度は低いと感じる。


DSM-5

アメリカ精神医学会が定めたDSM-5というものがある。

『Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders』

日本語で言うと

『精神病の統計・診断マニュアル』である。

主に精神疾患の診断に医学的に活用されており、

  • 知的発達症

  • コミュニケーション症群

  • ASD(自閉スペクトラム症)

  • ADHD(注意欠如多動症)

  • SLD(限局性学習症)

  • 運動症群(発達性協調運動症、チック症など)

  • 他の神経発達症群

こういった発達障害のカテゴリーのほか、
行為障害(行動障害)や衝動制御障害などなど
精神医学で分類される際に役立てている。

依存症はやめようと思ってもなかなかやめることが難しいのは神経伝達系での異常でもある。

ギャンブル依存

近頃でいえば水原一平の件だ。

大谷の通訳という将来も安定なポジションを得ておきながら、
そしてメディアではマイペースで穏やかで優しく、誠実な人という印象を与えておきながら、

その裏では莫大な金額をギャンブルに突っ込み
大谷へ歯の治療費という名目でお金をもらったり、
あるいは大谷の金を盗み、


手をつけられるありとあらゆるお金をあらゆる手段で手にいれギャンブルに興じた。


紛れもなく、ギャンブル依存症だ。
(ギャンブル界のスーパーレジェンドだ)


一平の行動はむしろ俺自身心当たりがありまくる行動である。


俺と水原の違いはどういうポジションにいて、
どれだけ使えるお金が手元にあったかの違いでしかないと感じる。


あらかじめ言っておくと、『病気であるから許してよ!』と許しを乞うつもりはない。(そう思っていた時期もあったが)


精神病なら人を傷つけても許される世の中ではある。(よく心身喪失状態のため不起訴、あるいは起訴猶予なんてこともあるが。)

だが病気だから人の信頼を裏切ったり、盗みを働くことが許されてはいけない。

俺が望むことは、病気として認知されより多くの人が病気だとして自覚し、医療につながることである。

ここでギャンブル障害がどういう病気であるか良い解説があったから転載する。

ギャンブル障害
 脊髄液中におけるノルアドレナリンの代謝物の増加および尿中のノルアドレナリンの増加[10]、脳脊髄液におけるセロトニン代謝物の減少[11]、腹側線条体を中心とするドーパミン系ニューロンの機能異常[11] [12]など、幅広い神経伝達系での異常が報告されている。これらの異常はそれぞれ、ノルアドレナリン系は興奮に、セロトニン系は衝動制御に、ドーパミン系は報酬に関わると考えられている[11]。ただし、ギャンブル障害はDSM-5では「物質関連障害および嗜癖性障害群」のカテゴリーに編入され、治療面においてもアルコール依存症の治療薬をギャンブル障害に用いる試みが海外でおこなわれているなど[13]、より嗜癖性障害としての色彩を強めている。

近畿大学医学部精神神経科学教室

いわゆる脳汁とよく言われるアドレナリンやドーパミン。
ひとくくりではなく、複雑に絡み合ってるからこそなかなかやめるのが難しい。

実体験から言えば興奮は一定の制御をできるとして
どうしてもやりたい!と言うセロトニン系の異常を解消できれば一定の解決を見ることができるのだと思う。


2〜3日我慢すればやりたい!と言う欲求をある程度抑えることができたので、セロトニンを整えることはギャンブルを求める状態を抑えることにつながるのではないだろうか。


しかし幸せホルモンとも言われるセロトニン。
それを抑えすぎるとかえって抑うつ状態になり、イライラや不安などストレスを感じてしまう原因にもなる。


無理に抑え込むと代替行動と言って別の問題行動を起こす恐れもある。
(アルコールや女性、買い物の依存に逃げることもある)


健全な方法で健全に幸せホルモン(セロトニン、オキシトシン、ドーパミン、エンドルフィン)を出す必要がある。


ただ、ギャンブルによって過度な刺激を受けているのでその他の方法ではそれら幸せホルモンが分泌されにくくなってることも往々にしてあるため、


健全な方法で健全に幸せホルモンを分泌させる


ということが難しくなっているのだ。


ではどうすればいいのか。


ギャンブルから一定期間離れて神経伝達系を一定期間安定させるほかない気がする。


一定期間意地でもギャンブルから離れ
メンタルを落ち着かせ
自分のした問題行動について考える。


ギャンブルという渦の中にいたままではその渦から逃れることは難しい。


だからこそ閉鎖病棟でもなんでもいいからありとあらゆる手段を用いて1ヶ月はまずは離れてみるべきなのである。

(それがなかなか難しいのだが。)


アルコールのように体内に直接物質を摂取するわけではない、やめればいいだけだ!とも思えるので一見簡単のようにも思えるが


上述のように神経物質系に多大な影響を及ぼしているからこそなかなか難しいのだ。


しかしそうであることを理解した上であれば、
何も知識がない状態よりも我慢できるのではなかろうか。


知らない状態であることより自分を理解し、
自分のメンタルの状態を理解しておけば、
何も知らない状態よりは良い。


今日はギャンブル依存症について書いたが

そのほかにも

今朝こんなニュースがYahoo!ニュースにあった。

この記事についても紛れもなく依存であろう。

盗撮ということに対する依存は常人には理解し難いが、
常人には理解し難いバグが起こっているのが依存症だ。

(繰り返しいうが病気だから許されていいわけではない。)

明日はこの件についてかけるといいな(気分が乗れば)


今日の教訓


まず知ろう。知識もそうだが、自分の精神状態を俯瞰し自分を知ることが大切である。
知るということが問題の解決への第一歩だ!



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