見出し画像

ウォン・カーファイ「恋する惑星」気ままな感想

こんにちは、DDDです。今は18歳の高校三年生で、通信制の学校に通いながら、バイトをしながら、東京で一人暮らししてます。専門学校に行くまでの半年くらい、暇なので映画レビューでも初めてみようと思い、初めて投稿してみます。文章書くのは好きですが、所詮ガキンチョの語彙力なので、そこんところは悪しからず。適当に一服する時くらいに、読んでくれると嬉しいです。

それじゃ、前置きはこのくらいで、レビューしていきや〜ス✅

恋する惑星のポスターといえば、エスカレーターの足元の窓から外を覗く、真っ白な肌にビビッドな唇がキュートなフェイ・ウォンが映るヤツが有名ですが、このポスターが雑多な感じだけどセンスが抜群でカッコよくて、まさにこの映画にぴったりだったので一枚目にチョイス。


↑有名な方のポスター。一目見ただけで、ビビッドな90年代の香港の香りでむせ返りそうになりますね。非常に良い。


舞台は香港の雑居ビル「重慶大厦」のファストフード店。二組の男女の恋愛がオムニバス形式で綴られる映画です。

最初は、5年付き合った彼女と些細なことでエイプリールフールに別れたどちゃくそイケメン、ケンシロウ・タケシ演じるモウ刑事のお話で始まります。彼女と別れ、なかなか立ち直れずさまざまな突飛な行動でそれを解消しようとします。その一つが、彼女が大好きだったパイナップルの缶詰、それも自分の誕生日5/1までの賞味期限のものを買い続けるというものです。そんな行動で何か良くなるはずもないのに、なぜかそんなことをしています。

身近にそんな友達がいたら、単純に頭おかしくなっちゃってるんだと思ってしまいそうですが、そんなシチュエーションですら、いやむしろ「だからこそ」香港で撮影された圧倒的な映像美、脚本のオシャレさが引き立っていると思います。

そのあとしばらくこの話が続くのですが、次の二組の話も始まります。

ポスターにデカデカと載ってるファストフード店のフェイの、警察官633号への片思いストーリーが展開されます。勝手に633号の家に入ったり、買い出しの荷物を持って行ってもらったり、ロマンチックな会話をしたり。このあたりの見応えがスゲーありました。全部話すとかなり長くなっちゃうんですけど、一つ自分の心に残ったシーンを紹介します。


なんだか2人の空気感がやっと良くなってきたある夜、633号はフェイにデートを申し込みにお店にやってきます。明日、8時にカリフォルニア(レストラン)に来てくれ、と。その帰り際のセリフ。

「曲が似合わないよ こっちの方がいい」
そしてCDをカウンターに置く

クウウウウウウ~
渋っ!かっっこよ!
去り際になんかお洒落なことして帰るってのが、カッコ良すぎてグッときちゃいました。惚れてまうで!!!633号が店を去った後の店長の
「663号もやるなぁ」
に対し従業員が
「633号ですよ!」
みたいなやり取りも和んで良いし、プカ〜っと良い気分になりました。

と、まぁこんな感じの映画でございます。

<個人的な感想>

ウォン・カーファイ監督の独特な色味の映像、雑多な香港の街の景色や音がお洒落で「エモい」映画でした。雑多な町中華とか好きなので、年季の入ったご飯屋さんでの食事シーンはテンション上がったし、マックの前でハンバーガーをかっ喰らうシーンとか、家でのインスタント面でのご飯とか、食事の映像がいちいち雰囲気良くてお腹がすごーく減りました。今夜は町中華行こうかな〜

舞台は夏だけど、寒い今時期に見ても素敵なグッド映画でした!是非、夕方〜夜くらいの時間帯に見て、入り浸って欲しいです。初の映画紹介、ちと疲れてしまいましたが、次もやろうかな!楽しかったです!読んでくれてありがとうございました!そんじゃ、また〜👋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?