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楽天グループが優待拡充。楽天モバイルはどうなる?

2024年2月14日(水)に楽天が衝撃的な優待の拡充を発表をしました。

楽天Gがぶっ壊れ優待を発表

発表された優待の内容は、楽天モバイルの通話付きデータ通信1年分を株主に提供する、というものです。

詳細はブログ記事にしています。

1月約3,000円分を提供するということで、発表時点での優待利回りは56.6%になります。

決算資料を読みましたが、全体の事業は軒並み好調で、モバイル事業が大きく足を引っ張っている印象です。

楽天ポイント制度の改悪が続く楽天ですが、なんとかここで踏ん張って欲しいですね。

今回の優待拡充によって、下記のようなメリットがありそうです。

既存ユーザーの満足度向上:優待充実によって既存の楽天経済圏ユーザーが長期的に楽天グループのサービスを利用する可能性が高まります。

新規顧客の獲得:優待が充実したので新規の楽天経済圏ユーザーが増える可能性があります。

事業への好影響:こうした楽天グループサービスへの定着が図れれば、楽天のあらゆるサービスの収益の増加に寄与します。

ただし、楽天はコロコロと優待内容を変えるので、今から株主となったとしても来年も同じ優待がもらえるとは限りません。

市場は連日上昇となったので、モバイル事業の赤字幅縮小、他事業の好調、優待制度の拡充に好感をもっているようです。楽天証券の上場期待もありそうです。

モバイル事業はここから回線数を増加させ、2024年12月に月次での黒字化を計画していますが果たして。
設備投資が落ち着き、もしモバイル事業が黒字化するようなことがあればサプライズとなりそうです。


2026年スペースモバイル実装計画

2024年2月16日(金)、楽天モバイルが米AST SpaceMobileと共同で、衛星と携帯電話の直接通信による通信サービスを2026年内に始める計画を発表しました。

楽天が出資したASTですが、AT&Tやグーグル、ボーダフォンも出資しているようで、その期待値の高さがわかります。

この「スペースモバイル」が導入されれば、現在は電波が届かないような山奥にも電波が届くようになり、また、大規模な災害時にも通信サービスを維持できると期待されています。

サービス開始時期等については法制度などの理由から変更される可能性がありますが、実現に向けて着々と進んでいるようです。

これからはますます「宇宙」がキーワードとなってきそうですね。

ではまたっ!


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