驚異のスピードで成長を続ける、医療系スタートアップHOKUTO-五十嵐北斗×SEVEN-山本敏行【投資先インタビュー】
【事業内容】
HOKUTOさんの現在の事業内容
大きく2つ事業
1つが医学生向けの研修病院の口コミサイト事業
もう一つが医師向けの臨床支援アプリHOKUTO
【山本さんとの出会い】
出会いのきっかけは、シリコンバレーツアーで山本さんにお会いした。
シリコンバレーツアー参加のきっかけは、教授に勧められたこと。
グーグルで調べると、シリコンバレーで活躍している山本さんが同じ大学の先輩と知った。
後輩なんで可愛がってもらえるかな?って、魂胆もありツアーの後も何度も連絡した。
4日後に2人でちゃんとお話をすることができた。
山本さんは、
中央大学生で、かつ起業家サークルのリーダーやってますということで珍しいなと興味を持った。
なぜなら、山本さんがいた当時は、
中央大学は、起業家サークルなんかやっても、誰も入らんでしょうぐらいの雰囲気があったから。
【プロダクトが作られた背景】
山本さんが、誘われて中央大学のプレゼンを聞きに行った。
その際に、面白いプレゼンがあった。
例えば、ひとり飯。独身男性が1人で作るためのクックパッド。
その中でも、ペット事業のプレゼンが良かった。
ペット業界のことやその会社の中も全部把握したような内容で、さらにニーズもありそうだったから。
しかし、提案者は1年生の女の子であり、親の強い反対を受けたこともあり事業ができないことになった。
だが、とても良い事業内容だったので、仲間でやろうよ!みたいな感じでその事業をやることになった。
【五十嵐さんは、なぜ?やろうと思ったのか?】
シリコンバレーに行ったこと。
ITの何か面白いサービスをやりたいと思っていたこと。
山本さんに出資していただいて、スタートアップに挑戦できるサイコーの機会だったから。
【実質的なスタート】
五十嵐さんの役割は、プロダクトチームを作ること。
地元、北海道の友達と中央大学でプログラミングやってる友達を何人か集めた。
実質的に事業がスタートした。
【プロダクトの作り方を相談】
プロダクトの作り方がわからなかったので、山本さんに相談。合宿しなさい。
プロダクトメンバー5人全員で、シリコンバレーいき
Airbnbで4人部屋みたいな2段ベッド2つみたいなところに泊まって合宿。
合宿の半分は、会社のどうするのみたいな話
もう半分は、Googleオフィス見に行ったりだとか、ギットハブのオフィスをみに行ったり、バーベキューしたり。
チームの一体感を高めた。
【日本に帰国】
最初が、かなり肝心だなって思っていたから、
一気に1週間でやっちゃうのはいいんじゃないかなと思っていた。
日本に帰ってきて早速ランディングページを作ってリリース。
立ち上がりは非常に順調。
たとえば、ベンチャーキャピタルすぐ評価していただいて面白いと。
【苦悩】
1ヶ月後2ヶ月後ぐらいからサービスがそんなに伸びてこない
サービス自体にそもそもあんまり需要がないなと。
需要がないなってことに気づいていた。
一方で、シリコンバレーに呼んでもらった。出資を受けてしまっていた。休学して北海道から来てもらったエンジニアもいた。
シリコンバレー最前線でやられてる山本さんがいけるって言ってるんだから
俺はもう間違いないだろうと。
その言葉を言い聞かせて数ヶ月進め続けてしまったこと。
山本さんから見たら、お金の使い方には、驚いた。
オフィスもいいところを借りてるし、
スタッフもどんどん増えていく。Z世代のお金の使い方。
五十嵐さんは、ネットとかで記事を読んだ知識を信じていた。
例えば、お金は使え。それで事業を伸ばすもの。
そのまま真に受けていたので、大前提として事業がお金を使えば伸びる。
収益上がこれがあって初めてお金を使う思考が抜けていたが、きっとうまくいくだろうと思ってひたすらお金を使っていた。
事業は全然伸びてない会社の雰囲気は非常に悪くなってきて、何度も2人喧嘩をしては、追い詰められていった。
ついに、お互いもう難しくなり、共同創業者がやめることを宣言。
【事業がうまくいかなかった点は?】
一番はニーズが小さかった。
身動きを取りにくい状況にしてしまったこと。
自分の都合の良い一部の人のニーズの意見ばかりを信じてしまった。
それがもう大間違い。
投資家さんたちからは、この事業できるって言ってお金集めてきたので後に引けない。
自分たちの身動きを取りにくくしていたので、ニーズが小さくても、一部の意見を無理やりに解釈をして事業をすすめたこと。
事業の形を変えて本当のニーズは何か探りに行くっていうのがこれ非常に重要と学んだ。
【その後】
全国行脚をしながら、ニーズをヒアリングしていくことに。
これはいけるんじゃないか?みたいな解像度がどんどん高まっていって、ニーズが高いプロダクトに。
【山本さんで良かったポイント】
山本さんで良かったところは、2つ要素。
起業家で投資家であること。
●起業家としての面
起業家として成功するイメージの解像度を高めてくれたこと
山本さんと同じ目標値があったから、
自分もあと数年もこういうチャレンジしてるんだろうな?
こういうコミュニケーションしなくちゃいけないんだな?
そういう絵を作ってくれた。
●投資家としての面
自分の持ってるつながりを全部紹介してくれる。
本当にこれがありがたいなと思っている。
シリコンバレーのカルチャーにもあるが、
最初に出資してくれる人の影響は、とてつもなく大きい。
勝手になんか山本さんの思想みたいなものが自分の中にインストールされる。
自分の近くにいる人をの課題を、そこを幸せにしていく。
それが結果的に近道なんだっていう哲学。
それが五十嵐さんの事業を選ぶ際の設定基準になった。
■山本敏行 (やまもと としゆき)さん Chatwork創業者(現:SEVEN)
昭和54年3月21日、大阪府寝屋川市生まれ。中央大学商学部在学中の2000年、留学先のロサンゼルスでEC studio(2012年にChatWork株式会社に社名変更)を創業。
「自分がいなくてもうまくいく仕組み」、「日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方」を出版し、いずれの著書もアマゾン売上総合ランキング1位を獲得。
2012年に米国法人をシリコンバレーに設立し、自身も移住して5年間経営した後に帰国。2018年Chatwork株式会社のCEOを共同創業者の弟に譲り、翌2019年東証マザーズへ550億円超の時価総額で上場。現在はエンジェル投資家&スタートアップ起業家コミュニティの「SEVEN」に注力している。
【投資家が出資するポイント】
当然、その事業そのものに対して投資家さんは出資をする。
しかし、それ以上にその起業家の成長にも投資することを学んだ。
その起業家のストーリーに携わりたいみたいなそう思わせられるようなプレゼンをする必要性がある。
いい時や悪いことも、何回も何回も見せていく、ストーリーにすることが大切。
例えば、AKBの上位にいる人たち。
共感ポイントが非常に多い、人間臭さがあることが非常に重要。
実例を知りたい人は、こちら。
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ではでは、最後までありがとうございました。
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