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サウナにハマっていますという話。

取材等でよく「趣味は何ですか?」「空いた時間や休日は何をしていますか?」と質問を受けます。これまでの僕はその回答にいつも困っていました。プロ野球を観ることは好きだけど、シーズンは1年の半分くらい。休日の1番の楽しみは目覚ましをかけずに寝ることで、休みだからと言って積極的に外に出る方ではない。そもそも練習以外で疲れることはあまりしたくないと思ってしまう(駅や商業施設でも階段は使わずにエスカレーターやエレベーターを使ってしまいます…)。だから休日や空いている時間は身体を休めることが最優先で、その他の趣味と言えばYouTubeや好きなドラマを見るくらいでした。

そんな僕がこの1年で趣味というか空いた時間に進んで行うようになったことが2つあります。

それは「サウナ」と「読書」です。

今回はなぜサウナにハマったのか。
そのきっかけを振り返りながら、僕が感じているサウナのメリットや入り方も書いてみたいと思います。

サウナの良さを知るまで、サウナは「我慢」「疲れる」「水分が抜けるだけ」そんなイメージを持っていました。今もそう感じてる人は多いのではないでしょうか。

僕がサウナを好きになったきっかけ

約1年前です。撮影の仕事が終わって次の予定の会食まで40分ほど時間がありました。するとマネジャーの高木聖也が「サウナに行く」と言い出しました。そんな時間ないのに、、と思いつつも、1人で待つのも退屈なので一緒に行くことにしました。訪れたのは恵比寿にある『℃(ドシー)』です。

サウナ室に入ったのは12分くらい。
℃はロウリュ(ストーブ上のサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること)ができる施設。ワケもわからず水をかけると蒸気が発生して一気に体感温度が暑くなりました。初のロウリュ体験に「あちぃー、あちぃー」と言わずいられなかったことを覚えています。℃には水風呂はなく、温度で分けられているシャワーがあったので一番低い15℃の水シャワーを全身に浴びました。時間もなかったのでそれで終了。すぐに着替えて外に出た瞬間、、なんとも言えない爽快感が!!脳がクリアになって「うわ、、、何か気持ちいいぞ」なんだこれ。もしかしてこれがととのうなのか??と心がざわつきました。

ととのうとはサウナーのなかでは馴染みの言葉になっていますが、当時の僕はまだその言葉を知らずに、横で聖也さんが「ととのうわ〜」と呟いていたのを聞いたことで知りました。なんかぶっているなぁと思いつつも、その時に自分が味わっている爽快感をあらわすには非常に合っている言葉だなと感じました。

その日の会食はいつも以上に美味しさを感じて、夜も睡眠が深く、朝起きる時もスッキリ目覚めたのを覚えています。

「あの快感は一体何だったのか」と気になっていましたが、ちょうどその時のチームミーティングで競技以外にも自分が成長できるために時間を使っていこうという話題が出ました。

そこまで乗り気ではありませんでしたが「あの快感」の正体を調べたいなと思っていたのでサウナ本を読むことに。
その時に読んだ本が「人生を変えるサウナ術、なぜ一流の経営者はサウナに行くのか?」

この本は、恥ずかしながら生まれて26年間(当時)で初めて1冊全て読むことができた本です。
(この経験が読書を習慣にできたきっかけとなりましたがそれはまたの機会に書いてみます)

この本を読み進めていくと、あの時得た爽快感の正体が分かりました。まず、サウナの入り方がサウナ→水風呂→「外気浴(休憩)」をワンセットとして紹介されています。そしてこの「外気浴」がポイントです。
90℃を超えるサウナでは暑くて、20℃以下の水風呂(時にシングルと呼ばれる水温一桁の水風呂もある)では寒くて、交感神経(緊張・興奮・ストレスがかかっている時に活発になる)が優位に。そして、その後の外気浴では副交感神経(リラックスした時に活発になる)が優位になります。その落差によって爽快感=【ととのう】感覚を得られるというのです。

これが℃に行った時に、偶然起こっていたんだと思います。更に本を読むと、サウナにはその他にも多くの効用があることも分かりました。詳しくはぜひ本を読んで頂きたいですが、フィジカル、メンタル両面で様々な効用があります。

その中でも特に僕が感じているメリットを挙げると、

・脳を強制的に休ませることができる
・睡眠の質が上がる
・ご飯が美味しく感じられる
・肌が綺麗になる

アスリートととしても、自律神経を整えることや自分自身と向き合う時間、睡眠の質を高められるなどメリットは多くあると感じています。

これからサウナに入る方へ

先ほど書いた通り、サウナはサウナ→水風呂→外気浴でワンセットです。
そして僕がおすすめする時間配分は、
サウナ:水風呂:外気浴=4:1:5

本にも書いてありますが、入るときの時間配分、サウナ施設など色々と試してみて、自分なりに【ととのう】へ導く方法を模索してみてください。

是非皆さんも一度サウナに入ってみてはいかがでしょうか?

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