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ケニア合宿へ

この夏は約2年半ぶりのケニア合宿を行います。今回でケニアに行くのは5回目。僕がケニアに行く理由はシンプルに、強くなるためです。

これまで、日本でも多くの場所で合宿をしてきましたし、アメリカやヨーロッパ、エチオピアなど海外でも合宿を行ったことはあります。その中で、僕の中で世界一の練習環境はケニアです。標高2300m、コースもバリュエーションが豊富にあります。一緒に走れる練習パートナーも多くいます。
外に出れば、必ず走っている人(ランナー)がいて、まさに「ランナーの町」という雰囲気です。僕が合宿を行うイテンという町の入口には「WELCOME TO ITEN HOME OF CHAMPIONS」という看板が立っていて、この町を拠点にトレーニングを積んで世界一になった選手も多くいることも、素晴らしい練習環境の証明かなと。

どんな環境でトレーニングを行うか、より、どんなトレーニングを行うか、の方が重要だと思います。ただ、今の僕がパリ五輪を目指す上では、普通にやっていても追いつけない差があるし、強くなる可能性を少しでも上げるためには環境の力も借りる必要だと考えて、合宿地にケニアを選択しました。ケニアに行けば本当に走ることに集中できます。自然とモチベーションが上がるというか、他にやることがないというか(笑)。ケニアに行くことで、シンプルな生活となり、自然とトレーニングに集中することができます。

ただケニアは良い面だけではなく、生活レベルは厳しい部分もあります。
例えば日本では蛇口を捻ればお湯が出ると思います。ケニアではお湯が出ない日も少なくありません。食事面でも日本のコンビニや飲食店のレベルが高いことを痛感します(笑)ただ、これは慣れだなと。美味しいご飯を食べるためにケニアにきてるわけではないですし。もちろん、フルーツをはじめ美味しい物もありますし、自炊をすることもあるので料理のスキルを上げてやろうくらいの気持ちで生活します。ケニア人選手はケニアのご飯を食べてあれだけ強いので、言い訳はできないですね。もちろん栄養には気を遣いますが。

今回は2ヶ月弱とこれまでより少し長い期間の滞在になります。
強い覚悟を持って頑張ってきたいと思います。

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