5月11日、ティガレックス

今日も抜群に、晴れ

今日はバイトの面接に新宿まで出た。

昨日買った新しいハーフパンツを履いたけど、かなり調子が良い。

面接まで時間があったから、近くの公園でダラリーマン。

さすが新宿、昼時とあってサラリーマンがぞろぞろ鳩のように公園に集まってくる。

あっという間にイベント会場である。

しばらくその姿を観察していたんだけど、ゴルフの話とか、社内政治さながらに集団でぞろぞろ歩く姿はやはり息苦しさを物語っていた。

昨今、なんかインフルエンサーからのサラリーマン批判コメやらは置いておいて、

安易に働くことを選び続けると、こうなるんだなぁって思った。

こうなるってのは、明らかに将来をドブに捨てて

「じゃあ、仕事戻ろっか!お前も社会人だし良い大人なんだしな!」

みたいな肩ポンが聴こえてきそうなフレーズが頭をよぎった。

一生ダラダラしたいわけじゃない。
しかし、なんだかあれだけ苦労して、社内政治にも付き合ってあげて、おまけに頭固くてソリューションもクソもないような業務に真面目に取り組む。

そんな一生懸命働いても、30万円前後、

いや頑張ったらそれ以上もらえるのかもしれないけど、同時に正活の中での拘束時間も増える。

そりゃ、サラリーマンオワコンってなるよなぁ。

もちろん、そんな昨今の流れを汲み取って、なるべく働きやすい環境で今日も切磋琢磨して業務に励む会社もあるだろうけど

そればっかりでは良い商品も生まれないだろうからなぁ。

とにかくなんか、気持ち悪くなってしまった。

サラリーマンは頑張っている。ただ、頑張ってるだけじゃどうにもならないから

僕は会社を辞めたし、何より無であることの恐怖は計り知れなかった。

業務において先が見えないって意味での無だ。

さて、面接も終わりすぐに仕事を入れてきた。

久々の仕事の感覚。

さほど悪い気はしないので、しばらくは続けていけたら良いと思う。

その後は飯田橋でカフェに寄った。

飯田橋と言えば、乃木坂46の他の星からという曲のフレーズをいつも思い出す。

就活を経てからは、面接で落ちまくった会社がその記憶を上塗りしてしまったが。
飯田橋に面接会場が多かったんだよね。

乃木坂を追ってる時もそれはそれで幸せだったなぁ。

幸せを感じられる時間を送れていたから、やっぱ意味あったしお金かけた価値はあった。

カフェの店員さんを見ていたら、やっぱり飲食って大変そうだなぁ。と思う。

二度とやりたくないなぁ。接客しても給料割にあわないし。

というか、給料の為にする仕事になってはいけない。と思いつつもさ、

例えば日給2万円もらえますよ。って仕事があればそりゃ嬉しいわけで。

けど、実際お金が増えれば増えるほど、仕事量が増えるのをまざまざと見せつけられて。

あー、頑張らないと大金手に入んないんや。

って思ってしまうのツラいね。

頑張ったら、死ぬって。過労死で。

頑張るのはダメだ。

いかに頑張らずに、楽しく仕事できるか?って視点はめちゃめちゃ大事になる。

さてさて、そんなこんなで飯田橋に来たのは武道館に行くからだ。

プロ無職のるってぃさんがツイートでいつも話してる「武道館に将来立つから、その下見してる」っての見て

あー、それいいなあと思って実行した。

まぁ、良いなぁって思う前から武道館には何度も来ているんだけどね。

これは歩道橋からの景色。

遠くにスカイツリーが見える。

こう言っちゃなんだけど、東京って狭いよなぁ。

武道館についたら、クリープハイプのLIVEだったらしく人だかりが出来てた。

クリープハイプすごいなぁー。とか
この応援してる人達何考えながら生きてるんだろう?とかとか

けっこうぼやーっとしながらいつも通り公園まで歩く。

この公園はけっこう好きだね。

前に友達にギターを貸した時、ここでチューニングしたり、OasisのDon't Look Back in Angerを弾いたのを思い出す。

あの頃は良かったねー。なんて話は、なるべくならしたくない。

あの頃は良かったけど、今は。ってなりそうで嫌だ。

つーか、そうなるから嫌だ。

哀愁やら、郷愁、ノスタルジーな気持ちになって夢うつつの中に迷い込む。

過去を理想にしてしまえば、永遠に取り戻せないからこそ輝き出す。

だが、やっぱりそれでは面白くない。

もうこれから、過去以上のことが起きない。

もう感動するような心踊る出来事はやってこないと言われてるようなもんだから。

やっぱりそれはダメだ。

僕は今をもっと駆け抜けていきたい。

今を全身がぶっ飛びそうなほどの情熱で生きていたい。

大人になると、そんな気持ちを忘れていく。

大人になると、子供であることがダメだと教えられる。

僕は、自然に笑えるような日常のほうがいい。

作り笑いや、しょうもないことにしょうもない気持ちで取り組むことなんてしたくない。

ある種、そこには誇りと情熱を持って向かっていきたい。

だから、やっぱ自分のやりたいことをやる。

音楽をやる。歌をやる。

そこに夢はあるか。

とびきりの爆発しそうな情熱はあるか。

それが1番、大切なんだ。

(夜は7km走った)

追記)ティガレックスの話。

中学、高校生の頃、初めて自分が工面したお金でゲーム機を買った。

常にゲームできるように据え置きじゃなく、ポータブル機器、PSPを買った。

その時の1番の思い出が、ティガレックス。

初見プレイヤーにとってティガレックスは恐怖でしかない。

今思えば飛竜の中でもラクショーな方なんだが
(飛ばないし)

それでも最初は攻撃を当てるのすらも怖いみたいな状態だから。

そんな興奮は、何か身の丈には合わないことに挑戦する感覚と似ている。

初めてライブした日。

初めてバイトした日。

初めて彼女と遊んだ日。

好奇心と、恐怖や不安が交差する。

それが僕のティガレックスだ。

ティガレックスを倒すのが簡単というのは後になって後ろをふりかえれば分かる。

属性攻撃も特に無く、飛ばないので的を絞れる。

前進すれば実は案外攻撃をかわせる。

そんな2nd、3rd時代のティガレックス。

ティガレックスにビビってちゃダメだなーと。

やったこともないからって、イチイチ避けてたら仕方ないなと。

世の中には古龍種みたいに強いやつもいるのに、ティガレックスで止まったら冒険終了じゃん。

だから、ティガレックスくらいは越えていく。

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