【読書メモ】Google×スタンフォード NO FLOP! 失敗できない人の失敗しない技術
データは意見より強し
- 市場で成功する確率を高めたい場合、肝に銘じて常に実践すべき鉄則
- 製品にかかわる意思決定は、意見ではなく、市場データにもとづく必要がある。
- あなた自身のデータでなければならない
データまでの距離(DTD)
必要な市場データを収集できる状態になるまでの距離
- なるべく短くするように努める
- 市場の検証をまずは身近でおこなえば、貴重な時間と費用を節約できるうえ、実験を実施できる回数や検証できるアイデアの数もさらに多くなる
データまでの時間(HTD)
必要な市場データを収集するためにかかる時間
- プレトタイピング実験を実施して、何らかの質の高いYODを収集するまでに何時間かかるかを示す測定基準
- 著者の考えではプレトタイピングでの場合最大48時間としている
他人のデータ(O P D)
他人によって/他のときに/他の場所で/他の手法で/他の目的のために収集された市場データ
意見
アイデアが成功する可能性に対する独断と偏見に満ちた判定。
- 根拠がない場合も多い。
-「ライトイット」を探し求める際、意見は「役立たない」どころではない、人を惑わす、きわめて危険な存在
ライトイット
新しい製品(またはサービス、会社、イニシアティブなど)のアイデア
- 適切に実現した場合には市場で成功するもの
数字にしよう
どんなときでも、なるべく数字でものを考えよう、という教え。
- ただの「長年の勘」などだったとしても、数字なら漠然とした不明瞭な表現よりも使いやすく役に立つ。
身銭
あなたのアイデアに関心がある証拠として市場から提供される、何かしら価値があるもの
- 最もわかりやすい「身銭」はお金
- 相手の時間や個人情報、評判なども「身銭」になりうる
あなた自身のデータ(YOD)
あなた自身のアイデアに関して、あなたやあなたのチームが自ら実験・収集したデータ
- 実験も、自らの仮説を検証するために自ら設計したものであること
- 適切な「YOD」と見なされるためには、「身銭」を伴わなければならない。
- OPDの場合とは違い、YODはあなたのアイデアを評価する際に利用されるための必要かつ十分な条件を備えている
三種類のツールキット
意思決定に役立てるまでの重要ステップに必要なツール
- 思考ツール
- プレトタイピングツール
- 分析ツール
感想
プロトタイプやアジャイルの開発の思想とも通じる部分があると思う
失敗を前提にして、小さく身になるデータを得ていく考え方や行動は、変化や不確実な環境を生き抜いていく上でも大事だな〜
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