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生きることは演じること

どうもさいころじっくです。

みなさん川谷絵音さんは分かりますか?まあ、バンドを何かとやりすぎたり、一時期は騒動がすごかったあの人です。
そんな川谷さんが「演じる」ことについて、とある曲でいろいろ書いていたので紹介します。以前に俳優の香川照之さんが「演じる」ことについてのnoteも投稿したので、気になる方はそちらもどうぞ。


○勝手な青春劇

川谷さんのバンドの1つ、ゲスの極み乙女。の曲で「勝手な青春劇」というのがあります。あまり有名ではないので聞いたことがない人が多いと思います。この曲は何を伝えようとしているのか一部抜粋して解説していきます。

あれもこれもみんなきっと作り話だって
とめどなく不思議と積もる安心感
勝手な青春劇
愚痴をこぼして終わり
僕らの毒は僕らだけじゃないんだから
大丈夫
勝手に青春劇
何となく楽しくて
終わりにはしない僕らだけの時間を

これは1番のサビ前とサビの歌詞です。何を言っているのかイマイチよく分からないのが正直な感想でしょう。ですが1つ1つを読んでいくとかなり深く暗いことをこの曲は言っています。

○みんな作り話をし、劇をする

あれもこれもみんなきっと作り話だって
とめどなく不思議と積もる安心感

ここの部分ではみんなは他人の目を気にして、もっと言えば他人から嫌われたくないために自分自身の作り話を立てています。他人も勝手に作り話を立てています。
そんな作り話を自分が立てれば自分自身は安心するだろうし、他の人の評価を落とすために作り話を立てれば、自分自身の評価を守れるから安心するという内容です。

勝手な青春劇
愚痴をこぼして終わり
僕らの毒は僕らだけじゃないんだから
大丈夫
勝手に青春劇
何となく楽しくて
終わりにはしない僕らだけの時間を

ここの部分の「青春」とは社会との対比として用いられています。社会は青春に比べればかなり汚いものなのかもしれません。そんな社会の中でも過去の青春のように全力で演じよう。そんな自分自身を守る毒はみんな持ってるんだから全力で演じればいいじゃないか。そんな印象を受けますね。

○劇は繰り返される

勝手な青春劇
1つが終わったら
また始まる僕らだけの時間を
もう1回
灯る眩い結果を抱き締める
それができたらまた始めよう
青い春に惑わされそうな
他の誰かに歌ってます

これはこの曲の最後の部分です。人は生まれた以上ずっと自作自演の劇をするものです。そしてその劇が自分にとって得をするような眩い結果を得た時には喜び合います。過去の青春に縛られることなく、現時点で演じられるだけ演じませんか?と伝えているのです。

○人の目が気になる人に

この曲はMVも公開されています。鍵穴から覗く目が、他人の持っている偏見を通じての目として象徴的に表されてますね。

ではこんな他人の目から逃げることはできるのでしょうか?

まあ無理ですね。むしろ他人の目や評価がない限り新しい気付きはないですし、組織活動などもできなくなります。他人とは一生付き合うものです。

でも時には他人の目を気にしすぎて、精神的に疲れてしまうこともあると思います。そんな時にこの歌詞を一部参考にしてほしいです。

生きるということはある意味劇を演じ続けることです。もしかしたら時には嘘をついたり、違う自分を演じることもあると思います。演じることはもはや当然のことなので、他人の評価を下げるために演じるのはまずいと思いますが、自分の評価のためだったら、いっそのこと全力で演じることを楽しめばいいじゃないですか?

最終的な結論としては、自由に楽しめばいいじゃないかということです。何度も言うように他人の評価は付き物です。他人がこういう目で見てるから自分はこれをしない、では楽しめないです。
自分のしたいことをとことんやればいいと思いますよ。

今回はこの辺で。
楽しい日々になりますように。

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